アフリカで300億円稼ぐ男が教える、あと一歩の踏み出し方

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アフリカで起業し300億円を稼ぐまでになった石川直貴さんは、インターン生にできうる限りの経験をしてもらおうと、彼らの提案にはほとんどオッケーを出すのだそうです。経験によって事を起こす前の恐怖心を和らげ、成功に導くユニークな“指導しない指導法”、ご紹介します。

恐怖心の克服

『プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!』 Vol.124より一部抜粋

先日、元インターン生の子と飲んでいました。

この元インターン生とは、今では一緒にビジネスをしている関係です。

この元インターン生と飲んでいて、ふとアフリカでの話になりました。

僕がこう言うのは何ですが、うちのインターンに来ても何も教えていないと思います。

別に、今回一緒に飲んだ元インターン生だけでなく、全てのインターン生に何も教えていません。

まぁ、インターンに来る子たちが僕なんかより能力が高いってのもあるかも知れないですけど…

ただ、うちに来てくれたインターン生がアフリカで活躍し出してる事実もあります。

では、何が彼らを成長させたのか。

僕は、インターン生がうちに来て、ある種の恐怖心が和らいだ事が成長に繋がったと感じています。

うちはインターン生がやりたいと提案してきた事には大体オッケーを出しています。

今なんて養鶏場を経営し出した子もいるくらい。

日本人は何か事を成そうと考えた時に、色々考えすぎなんですよね。

この考えが建設的な考えだと大丈夫なのですが、多くの人は「失敗したらどうしよう」とか「迷惑かけたらどうしよう」などとマイナスの考えまで出てきてしまいます。

その結果行動に移せない。

僕はその感情の大元は恐怖心だと思っています。

そして、その恐怖心って未経験が原因のことも多いんですよね。

人間だれしも、経験したことのないことに対しては意味の分からない恐怖心を持っていたりしますから。

でも、僕はその部分は数稽古で克服するしか無いと思ってるんです。

経験した事あるなら踏み込んでいいラインを見極め切れますしね。

だから、インターン生にはインターン期間中に色々と挑戦してもらってます。

彼らにしてみると、ある程度のミスや失敗は会社がカバーできますから。

僕らから何かの仕事を頼む事もありますが、基本的には何か自分でやりたい事をやるだけ。

全員が全員満足するインターン制度ではありませんが、伸びる子は伸びるスキームになってるんじゃないかと思っています。

今回は別にインターン生の募集のための文章ではなくて、恐怖心は実感や実体の無いモノに対して感じてしまうので、それを乗り越えると新しい世界が見えてくるんじゃないかと思っています。

 

『プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!』 Vol.124より一部抜粋

【Vol.124の目次】
1. 今週のアフリカ
2. 恐怖心の克服
3. Q&Aコーナー
4. 編集後記

 

『プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!』

著者/石川直貴(金城拓真)
1981年、沖縄県生まれ。タンザニア、ベナン、マダガスカルなどを拠点に、41のアフリカ企業の経営に携わる(2012年1月現在)。メルマガにはビジネスヒントはもちろん、刑務所にぶち込まれたり、銃で撃たれたりといったアフリカでのびっくりエピソードもちりばめられている。
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