住宅ローン返済中にやむを得ずその物件を手放さなければならない場合、売却は可能なのでしょうか。そして残債はどのように処理すればいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『「教養」としての不動産取引』では著者で不動産活用コンサルタントの楯岡悟朗さんが、具体的なケースを挙げつつ詳しく解説しています。
住宅ローン返済中に不動産を売る方法
長期に渡って住宅ローンを組むということは、返済期間と同じ位、住み続ける予定でいるはずです。しかし、予定が現実化する人ばかりではありません。せっかく手に入れたマイホームを、ポジティブ・ネガティブな理由を問わず、やむを得ず手放さなくてはならない人も多くいます。
売りたいと思ったときに、ローンが残っていなければいいのですが、もちろんそんな人たちばかりではありません。住宅ローン返済中だけれども、売却しなければならない時どうすればよいのでしょうか?
ローン返済中の不動産を売ることはもちろん可能です。ただ、売るためには新しい買い手に引き渡しをするときまでに残っているローンを全額返済しなければなりません。以下のようなケースの場合は問題ありません。
- 売却価格:3,000万
- 残債:1,500万
- 売却益:1,500万
買い手から売却代金を受け取ったタイミングで、全額返済することができ、なおかつ1,500万の売却益が手元に残ります。