7億円以上といわれる投資トラブルを起こし、松竹芸能を実質“クビ”となったお笑いコンビ・TKOの木本武宏(51)。活動休止状態に追い込まれている中、新たな疑惑が浮上した。投資トラブルを起こしている最中に仮想通貨の投資会社を立ち上げていたことがわかった。「松竹の風紀委員」と呼ばれた男に、一体どんな裏の顔があったのか?
投資トラブルの渦中に仮想通貨事業をスタート
1年前に発生した投資トラブルの後、木本は香川県高松市内に仮想通貨の投資会社を設立していたと7月27日の週刊文春が報じた。
法人登記の事業目的は「データマイニング事業」「暗号資産関連事業」とある。しかし、コンピュータ作業の報酬として仮想通貨を得るデータマイニングは大量の電力が必要だが、電気の検針はほとんど動いていないという。
事業実態がほとんどないにも関わらず、設立から1ヵ月も経たないうちに資本金は200万円から1億4千750万円と約73倍にアップ。複数の人間から資金を調達したとみられる。集めた金は投資トラブルの穴埋めに使うつもりだったのか。不自然な期間での出来事に疑惑をもたれても仕方がないだろう。
また、木本が出資していた人物は当初1人と報じられていたが、実は2人いたことも明らかになった。木本側はA氏に返金を求めて民事、刑事の両面で法的措置を検討しているが、もう1人のB氏とはすでに解決済みだという。
そんな中、木本が出資を持ちかけたという10人の芸人のうち、野性爆弾のくっきーと平成ノブシコブシの吉村崇が木本の投資話で被害があったことを認めた。
投資額が数百万円だったとみられるくっきーはすぐに木本から被害額を返金されたというが、吉村は約5,000万円以上出資していたと言われている。
6月に高級車であるマクラーレン720sスパイダーを4,300万円を購入したばかりの吉村。木本から返金される金を当てにしていたのかもしれない。くっきーも吉村も投資話が仮想通貨ではなかったと答えている。
松本人志、明石家さんまなど、その人柄を知る芸人仲間はテレビやラジオでいずれも木本を擁護。口を揃えて「木本は絶対に人を騙すような人間ではない。巻き込まれただけだ」と言うが、いずれも所属した事務所の芸人ではない。松竹芸能の後輩の前では、他の事務所の芸人は見せない本性を見せるともいわれている。
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松竹所属の芸人が被害の声を出せない裏事情
7月26日のフライデーデジタルは木本が松竹事務所の後輩芸人に強引に投資を持ちかけていたと報じている。ターゲットにされたのは芸歴10年目以上の中堅芸人で出資額は30万から50万円だという。ある程度出資できる芸人を選んで、少額でも数を集めていたのかもしれない。
ちなみにこの報道があった後も、たむらけんじが「これは嘘だ」と報道を否定するツイートをしている。
他の事務所からは仏のように言われているが、実はパワハラで退社することになった相方の木下隆行以上に後輩への圧力が強かったと7月23日の東スポは報じている。
それを裏づけるように、昨年ブレイクした松竹所属のヒコロヒーがブレイク前にYouTubeやテレビ番組で、木本の本性を暴露していた。
松竹芸人の前では「芸人とは何か」と語ったり、先輩後輩の礼儀にうるさいのに、吉本はじめ他の所属芸人の前ではおもねっていい人を演じていると語った。
さらに松竹芸能の勢力地図を解説したときには、木本を松竹の最大派閥の長と断定。表立って「軍団」を作るようなことはしないが「常に影で暗躍するタイプ」と語っていた。最後には「私が今言ったことの意味を後で分かる時が来る」と予言していた。
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もしかしたら、投資トラブルの裏には木本からの被害を言うに言えない松竹芸人がたくさんいるのかもしれない。