結婚したくてもできない…「日本」に未来を奪われた人たち

 

専業農家、農村には、「発電施設」をプレゼントしよう

「人の流失が激しい」と聞いて、すぐ連想するのは、「農村」です。専業農家は、兼業農家になり、兼業農家の子供は、都会に出てサラリーマンになる。なぜでしょうか? 一番の理由は、「農業は儲からないから」(儲けるのが難しいから)でしょう。

農村から人が都会に流出することは、「農業の衰退」という大きな問題を引き起こします。どうすればいいのでしょうか?

私は、「専業農家」と「農村自治体」に、「発電施設」をプレゼントすればいいと思います。たとえば

・巨大太陽光パネル(農村は、土地がありあまっている)
・風力発電
・小型水力発電(環境に優しい)
・(場所によっては)地熱発電

などなど。農村は、人がいなくて、土地はたっぷりある。それを利用して、ジャンジャン発電してもらいます。つまり、農家、農村は、「農業と売電で食っていく」体制にします。すると、農村は豊かになるので、人の流出が止まるかもしれません。また、「エネルギー自給率」も上がるので、日本国全体にとってもよいことです。

ここまで、「5年間で94万人人口が減った」現実をふまえて、対策を考えてみました。「大変だ!」「大変だ!」といいますが、少し考えれば、できることはたくさんあります。「少子化問題」も「破局」ではなく、世界を見渡せば解決した例もあるのです。日本政府も、

「女性をもっとこきつかおう」
「外国人をたくさんいれて、安くこきつかおう」
「外国人が大量に入ってくれば、日本人の人件費も下がるぞ」
「残業代をゼロにして、こきつかおう」

などなど、国民、女性、労働者、外国人をいじめ、搾取することばかり考えず。「どうすれば、国民は幸せで豊かになれるかな?」と自問してほしいと思います。

image by: 首相官邸

 

ロシア政治経済ジャーナル
著者/北野幸伯
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