★【ビジネスのタネ】話し上手と聞き上手 その2
今日もビジネスのタネをお届けします♪
前回はビジネス会話における「聞き上手のジレンマ」をお伝えしました。
”話し上手は聞き上手”という事は分かったと。
但し、聞き上手になろうと思ったら相手の言う事を聞いてあげるばかりになってしまったということは良くありますし、その結果爆発して自分の主張ばかりしてしまう人も良く見ますヽ(^o^)丿。
これは巷に溢れた情報の間違いが原因だと思うんですよね。
例えば「聞き上手になる為の方法」をグーグル検索してみると、
▼ 相手にしゃべらせましょう
▼ 人は自分の話を聞いてくれる人が好き
▼ 相手の事を受け入れましょう
▼ 自分の話をし過ぎないように
▼ 相槌を打てばいいんです
というような内容がズラズラ~と出てきます(笑)。
これが「巷に溢れた間違った情報」というやつで、これを信じても上手くいきません(-。-)y-゜゜゜。
それは何故か?
何故ならこれは”ただ聞くこと”だけにしかフォーカスしていないから。
まず、根本的に抜けている事があります。
会話は双方のキャッチボールで成り立ちますから、聞く事だけにフォーカスして良いはずがありません。聞き上手になる事を考えると、どうしても受け身になってしまうんですね。
だからあらかじめ持つべき3スタンスがあるんですね。それは昨日お伝えしたコチラ。
▼ 受け止めて返す(キャッチアンドリリース)
▼ 受け流す(スルー)
▼ 跳ね返す(受けず止めずに打ち返す)
この3つのスタンスを持って”聞くこと”が始まりなんです。
これを持たずに相槌だけ上手くなっても意味がありません。何故なら相槌を打つというのは上記3つのどれにも当てはまらない「ただ受け止める」だけの作業だから。
ただ相槌を打つにしても上記3つのスタンスを背景に持って置く事で、全然違う相槌になるんですね。
☆ 会話の主語は?目的は?問題は?
聞き上手になるには、上記3つのスタンスを持つことでOKです。
では次に話し上手になるコツへ進みましょう。
ここでもまたベースとなる3つのコツがあります。
それは会話をする時に「主語は?目的は?問題は?」という3つの問いかけを自分に対して行うこと。
”主語”とはその会話の主人公(対象物、事象、物でも構いません)が何なのか、誰にとっての話しなのかをまずしっかり見る事。
”目的”とは、そもそも何でこの会話をしているのか?その会話自体の目的を考える事。世間話でリラックスする為か、ビジネスに入る前段の為の会話か、問題解決する為の話しあいなのか。
”問題”は会話の中心となる事象、現象です。会話のほとんどは問題なのかどうかで仕分けができます。
この3つが頭の中に無いと、会話があっちこっちへ飛んで「あれ?何の話しあいだったっけ?」という事になります(?_?)。
このうち1つだけでも自分に問いかける事によって、サラッと頭の中が整理され、会話の筋道が立って来ると思います。
話し上手になる為に、会話のシュミレーションをしたりロールプレイングで練習をしたりするんですが、そもそもこれらのベースがあってこそ会話の展開が広がるわけです。
これらのベースを先に刷り込んでしまえば、会話の準備もしっかり出来ますし、細かいテクニックなどもどんどん吸収して使えるようになっていくんですね。
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