セクハラ相談は安易に受けるな!逆に慰謝料を請求されるリスクも

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軽い気持ちで部下のセクハラ相談に乗ったことで、自身の立場が悪くなってしまうケースは少なくありません。企業人事歴10年、現在は社会保険労務士である筆者がメルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』で、セクハラ相談を受けた際の正しい対処法を紹介しています。

部下にセクハラを相談されたらどうすべきか

「他の人には秘密にしておいて欲しい」

と悩み相談を受けたら、みなさんはどうしますか?

その悩みは恋愛のことかも知れませんし、家族やその人自身のことかも知れません。

「秘密にしておいて欲しい」と言われていながらその内容をベラベラと他人に話してしまうような人はおそらくみなさんの中にはいないでしょう。

では、これが相談を受けているのがみなさんの会社のある管理職だとします。

その管理職が部下から「セクハラ」についての相談を受けているときに、その部下からこう言われました。

「他の人には知られたくないので人事部には言わないで欲しい

こう言われたら、その管理職はどうするか?

真面目な管理職ほど、その部下の気持ちを考えて内密に解決しようとしてしまいがちです。

そうなると大変です。

そこですぐに解決すれば問題はありませんがそう簡単には解決しない場合が少なくありません(むしろすぐに解決することのほうが少ないですね)。

例えば、そのセクハラの加害者が逆恨みしてさらに行為がエスカレートする場合もありますしそもそもセクハラ行為自体を認めず、双方の言い分が「やった、やらない」の平行線のままズルズルと解決されない場合もあります。

さらにそのセクハラが原因で、被害を受けた社員がストレス精神障害などで休職退職につながったりすると、その被害は相当大きなものになります。

そこで、「しっかり対応してくれないからこうなってしまった」と言われても、一人の管理職が対応できる範囲を大きく越えてしまいます(その管理職が慰謝料の請求をされる場合もあります)。

では、そうならないためにどうしたら良いか?

社内にセクハラ対応の方法をしっかりとアナウンスすることです。

もし上記のような相談が管理職にあったら「個人として対応するのは限界があるから○○(相談してきた社員の名前)にとっても会社に報告したほうが良いと思う」とはっきりと伝え、会社に報告してもらうようにしましょう。

また、個人が相談しやすいようにホットライン(電話もしくはメール)を作るのも1つの方法です。

セクハラがあった場合、その加害者だけでなく当然に会社も使用者としての責任を負います。

「セクハラは当事者間の問題」などと考えている人は、おそらくみなさんの中にはいないと思いますが(いませんよね?)会社としての対応をしっかり決めることがトラブルの防止につながるのです。

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