その人たちはどういうイメージを持っているかというと、「どちらかが目的地に行ける正解」ではなく、「どちらでも目的地に行ける」と意識しています。
地図を見て、ある目的地に向かって行くときに、右に行くのも左に行くのも、距離に違いはあっても、異なる曲がり方をすれば必ずどちらも着きますよね。
それと同じで、単なるルートの違いであり、正解か不正解かは関係がないのです。
ただ、
「みんなと違う方が面白いじゃん」
「みんなと違う方が、みんなの知らないものをいろいろ見つけられるじゃん」
と思っているだけなんですね。
そして結局、みんなと違う道を進んだ人に成功者と呼ばれる人が多いのは、それはそのルートが正解だったのではなく、
「みんなと違って面白いこと」
「みんなの知らない特殊なもの」
を見つけたり習得したりしたから、結果的に成功したということなのです。
そういう、単純なことなんですね。
だから、何か運命の選択肢に遭遇したら、「どっちを取っても、何らかのゴールには着く」と意識すればいいのです。
どちらも何らかのゴールに着くのならば、あとはその異なる着き方を経験するときに、どちらのほうが面白いか、どちらのほうが特殊な経験ができるか、どちらのほうがネタになるかという考え方で選ぶと良いでしょう。
そうすれば、自然にみんなとは異なる、少数派の行動ができるようになるでしょう。
どちらの選択肢も、ゴールに行けるのです。
ただ、ゴールの行き方に、後々に面白いネタが見つかるかどうか、という違いがあるだけです。
そういう選択の仕方をしてみてはいかがでしょう?
【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
・ある目的地に行くのに、2とおりの道があって、距離もほとんど変わらないとする。自分がどちらの道を選ぶかを考える際に、どんな基準で選ぶと、後々その行き方が自分にとってプラスになるか、その選択方法を考えてノートに簡単にまとめる。
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