消える魔球は何球までだった?38年前の「野球盤」を遊び倒す

 

38年ぶりのプレイボール!

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今日も満員の後楽園球場。1回表、守備につくのは読売ジャイアンツ(俺)、対するヤクルトスワローズ1番打者はヒルトン(俺)。数十年ぶりにこのスタジアムで野球が始まります!

しかし、最後の最後で重大なミスに気が付きました。

野球盤は2人、もしくは3人で遊ぶゲームです。自分で投球し、それを自分が打ち返すといったこともできなくないのですが、そこに面白みも盛り上がりもなく、対戦相手との友情ではなく自分の中で憂鬱を募らせるだけのゲームでしかありません。

なぜ記念すべき第一回に、一緒に遊んでくれる友達が必要なオモチャを選んでしまったのだろうか。今となっては後の祭りですが、あまりにも煮え切らない結果となりました……。

もしよければ誰か、僕とこの野球盤で友情を育みませんか? 

その際は消える魔球は1イニング1投まで。振らなかった場合はボーク扱いでお願いします。え? ボール扱いじゃないのかって? 残念、「俺ルール」ではこうなんだよなぁ。

2016年、現代の野球盤は?

野球盤は現在進行形で新モデルが登場し続けているロングラン商品です。

最新モデルは「野球盤3Dエース」。消える魔球システムは当然継承、さらには投球や打球が本当に飛ぶというギミックが付いており、変化球もストレート、外角内角、チェンジアップ、スライダー、シュート、カーブ、シンカーなど全9種類。掲示板は電光掲示板となり、実況アナウンスまであるという、ハイテクアナログゲームとなっています。

文/小暮ひさのり

ガジェット類が大好物。雑誌やWebで執筆しているテクニカルライター。群馬県在住で農業が趣味であるため「兼業ライター」と揶揄されることもあるが、本人的には農業1割、執筆9割。

source: エポック社 

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