あなたは日々の会話の中で「で、オチは?」「え、それだけ?」なんて言われた経験はありませんか? こんなこと言われると「自分は話が下手なのかな…」と思ってしまいますよね。でも、安心してください。アナウンサー歴26年、話し方のプロである熊谷章洋さんが、自身のメルマガ『話し方を磨く刺激的なひと言』で「無理にオチをいう必要などない」と断言しています。さらに「そもそも”オチ”とは何か?」と論理的に詳しく解説。話下手の方、必読の内容です。
無理してオチを言う必要などない
今週の、自問の言葉は・・・
「オチは無くていい」
話の終わり方、というテーマを続けます。
今回は、オチについて。
「オチのない話はつまらない」というイメージはありませんか?
お笑いのプロだけではなく、一般人レベルでも、オチがない話をした人が、
「それだけかよ!」
「オチはないのか!」
と突っ込まれるシーンを、よく見ますよね。
ですから、
「最後になんらかのオチを用意せずに話すのは、悪」
「オチがある話=面白い話」
「オチが無い!と指摘されるのが、恐い」
という印象を、話し手は少なからず持っているのではないでしょうか。
でも、安心して下さい。
世の中に氾濫するオチは、ほとんど、そんなに面白いものではありません。
もっと正確に言うと、
「即興で考えたオチは、大抵面白くない。」
ものですから、無理してオチを言う必要などないのです。
ではここで、
「そもそもオチって何なのか?」
考えてみましょう。