ここがヘンだよ京都。なんでもランキングで知る意外な一面

 

ラーメン

食べ物の話が出たのでランキングから外れますが、ラーメンの話を少々。京都人はラーメンが大好きです。若者が多いからというのもあるとは思いますが、京大のお膝元の一乗寺や修学院辺りはラーメン激戦区です。しかも、京都のラーメンはあっさりどころか、ドロドロの背油が入ったかなりコッテリ系です。全国展開しているところだと天下一品などが有名ですよね。

また、新福菜館、第一旭、ますたに、魁力屋など地元密着の有名店も数多くあります。私も行くたびにどこのラーメンを食べるか楽しみです。日本全国のラーメンマンの方には是非京都のラーメンを試して欲しいと思います。

年間猛暑日数15.4日 1位

夏になると関東では埼玉の熊谷や山梨の甲府などが日本一暑い街としてニュースに取り上げられます。しかし、猛暑日の日数が多いのは京都です。これは真夏に滞在するとよく分かりますが、暑すぎて目が痛いことがあります。徹夜して太陽の日差しが強い場所にいると眩しくて目がしみるような感じがしますよね。ちょうどあんな感じです。恐らく水分を奪われている状態なのだと思いますが、東京の猛暑日とはレベルの違う暑さを感じます。

清少納言も枕草子の中で「冬はいみじう寒き、夏は世に知らず暑さ」と詠んでいます。1,000年以上前から京都の夏は暑かったようです。ちなみに、これは夏は途方もなく暑いのがいいという意味で表現しています。盆地特有の気候は今も昔も変わらないようです。

エンゲル係数28.75%(全国平均25.60%) 1位

これはちょっとかわいそうな事情が関係しているようです。1つは観光客によって値段が釣り上げられてしまっているようです。そして、京野菜のブランド化も原因の1つです。過剰なブランド化によりその値段は年々高騰する傾向にあるようです。観光客にとっては限られた滞在期間にする出費なので少々高くても買うのですが、京都人には高嶺の花のようです。なので、美味しい特産物が沢山あるにもかかわらず地産地消率はとても低いようです。

いかがでしたか? 結構興味深くないですか? 京都のイメージ少しはというかだいぶ変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

京都はある意味空想やイメージ先行の場所です。平安の都といっても何も残っているものがないのにそれを空想して歩ける街です。鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、幕末の争乱期など、その全ての時代の爪痕があります。ほぼ何もなくなってしまっているにも関わらず、空想により再建され、それを見てさらに空想する楽しみがあります。その意味では人の数だけ京都という街が存在するのかも知れません。

沢山のギャップがあり、実はつかみどころがないところが京都の魅力の1つです。

是非皆さんもまだ知られていないような京都の魅力を探してみて下さい。

image by: Tatree Saengmeeanuphab / Shutterstock.com

 

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