ここがヘンだよ京都。なんでもランキングで知る意外な一面

 

国宝・重要文化財数 2位

これが多いのは納得ですよね? でも、全国2位です。1位は奈良県です。国宝や重文指定となると指定されるためにはそれなりの年月が必要とされるものもあります。その意味で奈良と京都の大きな違いは現存するものの数の違いにもあると思います。

奈良は都であった時代が数十年、京都は約1,200年です。1,200年も国の中心だったと言うことは戦火や大火が絶えなかった場所でもあったということです。そのため応仁の乱以前の平安時代や鎌倉時代、室町時代といった古い時代のものの多くが焼失してしまっているのです。

近年では1864年の蛤御門の変で市内中心部は焼け野原になっているので相当数の国宝・重文候補がなくなってしまっているのです。多くのものは再建されていますが、それだとそのもの本来の価値は失われたままなので国宝になるためには年月がかかります。

金閣寺などがいい例です。昭和25年に放火によって全焼してしまい、今の金閣寺はその後再建されたものなので到底国宝にはなれません。ただ、そのあまりに美しい美観などから世界文化遺産には登録されています。時に世界遺産に登録されることより、国宝指定のほうが難しいことが見受けられます。

20代女性未婚率78.23% 1位

京都育ちの女性は京都に住み続けたい人が多く転勤族とは結婚したがらないようです。コンパクトな街なので遠くから職場に通う人も少なく、実家から通勤している人が多いのも原因の1つとも言われています。

市内中心部は、「田の字地区」「御所南学区内」などステータスの高さを表す住宅街があります。京都の人たちは都びとなのでブランド志向が強く土地や家柄へのこだわりが強いのも結婚を慎重にさせているようです。なもんだから、「男性未婚率84.35% 1位」という結果もまた仕方なしといった感じです。今では市をあげて合コンを企画し、街コンなどが開催されているようです。未来の京都を守るためにも1人でも多くの京都人の誕生を願ってやみません。

パン消費量 1位

これは意外じゃないですか? 京都の食べ物と言えは和食、おばんざいを思い浮かべるのではないでしょうか? しかし、日本一パンを食べているのは京都人なのです。舞妓さんもお坊さんも茶道家や華道家もみんなパンが好きなのです。だって、バターの消費金額や牛乳の購入量も京都市が日本一なんですよ。パン屋店舗数も全国2位です。

そして、コーヒーの購入金額は京都市が1位です。これまた意外なことに、お茶系の飲料の購入金額は41位と相当下の方です。これらのデータを見る限り京都は圧倒的にご飯派よりパン派が多いのです。同志社大学などの大学が並ぶ今出川通なんてパンストリートと言われているぐらいパン屋さんが沢山あります。

理由は色々言われていますが1つは京都人の新しいもの好きな性格が関係しているというもの。京都人で外食というと和食の店というより、イタリアン、フレンチ、洋食屋、すき焼き、しゃぶしゃぶなど洋食系ばかりです。いち早く海外から入ってきたものを受け入れて自分たちのものにしてしまうところがあるようです。この辺りはかつて都だった名残でしょうね。

新しいものに寛容で発信力がある街ならではの特徴です。そして、昔は特に商家が多かったので女性も家業を手伝い忙しいので家でご飯を作るよりパンを買ってきて食べる家が多かったとか。

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