前回の出張時、30代の仕事仲間と夜、恵比寿で待ち合わせをしました。
待ち合わせ時間よりかなり事前にLINEで「本当に申し訳ございません、コレコレこうで、15分くらい遅れそうなんです」と入り、そのあとも「今、大江戸線に乗りました」と随時報告。
結果、彼女が待ち合わせ場所に来たのは約束の時間より10分も遅れていませんでした。 会うなり「大変申し訳ございません!」と平謝り。 とても丁寧な言葉遣いで、こっちは不快になるどころか「たった7分だよ」と逆に恐縮してしまいました。 (僕自身が5分遅れで行ったので、実質2分しか待ってないし・笑)
そんな彼女が居酒屋に入って2杯も飲めば、例のセリフ。
「実は、、、、アタシってちょっと変わっててぇ 」—。
いえ。 とっても、とっても、常識的です。 なんら変わってません。
「なんか、変人なんですよねぇ。 人と違うっていうかぁ~ 」
ノーマル。 これ以上ないほど普通。 変人は自分のこと変人って自覚ないよ。
国民全員常識人である日本では「ノーマル」ということが恥ずかしいことなのか。
アメリカだと真逆です。ヘンなやつばっか。
なのに連中、いうに事欠いて、スグに「自分はノーマルだから」ってアピールをしょっちゅうします!してきます!明らかに普通じゃないのに!
いや、おまえは普通じゃないと思うぞ。 そう笑うしかありません。
Everybady says so! (みんなそうじゃん!) この言葉をよく使いますアメリカ人。
移民で出来上がった国なので、その国その国の常識を持ち合って出来上がった合衆国はなにが常識でなにが非常識なのかも誰もわかりません。
なので、自分が「ノーマル」ということに価値を見いだす。日本とは真逆です。
地下鉄車内で大声で歌ってるヤツは、歌いたいから歌ってるだけで、それをとがめる人もいない。 日常過ぎて、トピックにもならない。 常識、非常識の前に文化、宗教も混在してるから、オフィスの真裏の公園では、芝生の上で全身肌の色が見えない衣装を纏って太陽に向かってお祈りする集団の横で、おっぱい出して「女性にもトップレスの権利を!!」と拡声スピーカーで叫んでる集団がいる。
そんな街から来た僕に、
「他のコは上司の顔色伺うけど、アタシは上司にも意見しちゃうんです」って理由だけで、自分を「変わってるんです」「人とは違うんです」ってアピールされても。 。 。
ちなみにアメリカに住んでいる日本人は、本当の意味で「変わってる人」多いです・笑
もちろん、悪い意味で・笑 前述の女性の言ってる意味とは根本的に違う意味で・笑
これ書いていいのかどうか迷いましたが。 ブログじゃ絶対書けないけど。
日本の社会では、不適合者ではみ出してきた人間が多いです。 ニューヨークの日本人。
それこそ、本当に「変わり者」の社会です。