なので、普段から「これはなぜこうなっているのだろう?」と自分で問いかける癖をつけておく。そうすることで一見答えに見えるようなことでも、さらに奥の深いところまで観察して考えることができます。それが今よりも一歩先のより良い接客や店づくりの種になります。
この販売力向上講座でも、たまに読者の方から質問をいただきます。こういう質問を送ってきてくれるということは、その分店頭で日々疑問を持つ準備をしながら仕事をしているということでもあります。
実際何も考えていない人は、メールを読んでも疑問を持つこともなく、ただ勉強をした気になっているだけです。
本来疑問を持つことができているなら、もっと「この部分はどういう意味ですか?」とか「ちょっとよく意味が呑み込めないのでもう少し詳しく教えてくれませんか?」とか言ってきてもいいはずなんです。それが今よりも前に進もうとする人の行動なのではないでしょうか。たま~にそういう方もいらっしゃいますが。
受け入れる素直さは、仕事ができる人間であるために必要な要素です。ただそれは疑問を持たず鵜呑みにして何も考えないという意味ではありません。日ごろから、疑問を持てるようになるためにはどんな意識が必要でしょうか? この機会にぜひ考えてみてください。
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