歴史は繰り返す。高城剛が指摘「世界は第二次大戦前に酷似してきた」

 

高城剛さんの回答

今週は、ついにイタリアも反EU色が、濃厚になってきたことが表面化しました。

そこで、改めて20世紀を紐解けば、80年近く前に大不況になった際、他国の面倒を見れなくなった米国は、輸入制限をして高い関税をかけ(スムートホーリー法)、自国内だけの循環システムを作りました。

しかし、輸入だよりで、循環システムが築けなかった国は孤立し、行政主導による経済体制や内需のための軍備増強へと向かいます。それが、ドイツ、イタリア、日本です。そして、これらの国々で暴走がはじまることになります。

結果はご存知の通りですが、ドイツと日本は、東西の境界にあったことから、戦後、大国の支援を受けられラッキーなまでに復興。

その後、東西の境がなくなり、世界はひとつに向かうことになりました。

しかし、気がつくと、世界はわずかな人たちに私物化されることになったのです。

歴史は、必ず繰り返します

世界はブロック経済に一度向かい、その後、摩擦が生じ、そして再びひとつに向かうことになるでしょう。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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