原口:ちょっと思った今日語った3作の共通点だけど、まあ、どれもヒロイン主人公ものだよね。そして男と変わらない、体を張った活躍をするってところに、男も女も平等に働け、的な現代性を感じるかな。
KANTO:なるほど、3作品の共通点はヒロインが主人公と言う点か。いや、話してみるものですね。
原口:さらによく考えたら、筋立ても基本的には3本とも似てるよ! 敵のアジトへある目的のために集団で潜入していって、敵に反撃されて1人1人死んでいくという……ドンブリは人数少ないけど。
KANTO:ある使命を持って敵の陣地に乗り込むフォーマットは、ジャンル映画らしくてとても良いね。ケレン味出しやすいじゃん。
原口:で、ヒロインものとしてみて、『ドンブリ』と『バイオハザード』はそのアクションの肉体性の部分が勝っていた分、自分としては『ローグ・ワン』よりインパクトがあったんだよね。プロレスでいえば天龍源一郎的な「痛みが伝わる」プロレスというか(笑)。個人的に。プラス、映倫の「PG12」指定の表現的なインパクトももちろん。
小川:まあ、『ローグ・ワン』のあの女の子に「痛みが伝わる」はキツいっスね(笑)。
KANTO:肉弾戦なら『ドンブリ』くらいのスピードがちょうど良かったですね。緩急あったから。個人的には70年代の映画のスピードにこだわった『ローグ・ワン』が1番シックリきます。動きの速過ぎる『バイオハザード』は論外と言うことで。
原口:あと『バイオ』と『ドンブリ』の共通点だけど、どっちも「犬が怖い」ってのがあった。意外と。犬が嫌いな人はトラウマになるかも。だから個人的には『ローグ・ワン』も犬がいればもっと面白かったかも……。
KANTO:ははは!
小川:実はですね、その犬が怖いっていうのは2017年公開映画で既に2本見てます。ある意味今後のちょっとしたブームを先どってますね。ということで、3人の合計とかを見ても、共通点を抜き出してもドンブリこと『ドント・ブリーズ』が一番かな、このトークでは。まだ観てない方も1月半ばぐらいまでは……いや、特に33スクリーンしかやってないドンブリは早く終わってしまうかも……。
原口:『ドント・ブリーズ』は近くのシネコンでやってなくても、電車賃かけでても映画館の静かで暗い中で見たほうがいいよ! 怖いよ!
KANTO:観客も息を殺して観るように誘導されるよね。あの演出には驚いた。
小川:ということで、皆さん、良いお年を。……じゃなくて、これが載る頃には明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします、でしょうかね。
KANTO:もっともっとエグイ映画が観れますように。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー中!
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式HP
『バイオハザード:ザ・ファイナル』
丸の内ピカデリー他全国ロードショー中!【PG12】
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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『ドント・ブリーズ』
TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー中!【PG12】
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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