文章を書くときは何が大事?
発声トレーニングでも、文章トレーニングでも、そう。
まずは「大枠」から形づくっていきます。
「文章の構造」(どんな順序で話していくか)をトレーニングする段階で、「読点の打ち方」を気にしてもしょうがない。
まして、「ワープロソフトは何がお奨めか」と気にしても、的外れです。
「声のサロン」などで、ほかの受講者が指導を受けているシーンを見て、不思議に感じることがあるかもしれません。
ある人が「言い出しの声門閉鎖を直しましょう」と指摘されているから、自分も気をつけなきゃと思っていたら、別の受講者は明らかに声門閉鎖が目立つのに指摘されず、「あれ、どっちなんだろう」と戸惑ったりする。
しかし、「声門閉鎖」という現象のみを取り出して、重要かどうかを語ることはできません。
Aさんにとっては声門閉鎖が問題になるが、Bさんはまだ声門閉鎖を意識しても手に負えない段階かもしれない。
同じことに取り組んでいるのであっても、自分の置かれている状況や立場によって、「何が大事?」の答えが変わってきます。
力の入れどころと抜きどころが大事なのは、マラソンのペース配分だけではありません。
ずっと入れっぱなしではいられません。抜かないと、入れられない。
抜くから、入れる効果が高まるのです。
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メルマガ『伝授!潜在意識浄化法』より一部抜粋
著者/齋藤翔
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