なぜキューバの市街地はビンテージカーばかり走っているのか?

 

到着してスグの空港で、いきなり何組にも話しかけられました。 アジア人の赤ちゃんが珍しいのか。 双子の赤ちゃんが珍しいのか。 空港なのでヨーロッパからの旅行者も多く、タクシーやツアコンなどの現地のキューバ人に加え、何組かに写真も撮られました。 そのつど息子は笑顔で対応(生き別れの両親に会ったくらいのいきおいで)娘はニラミを効かせてました(飼ってたペットを殺されたくらいじゃないとつじつまが合わないくらいに)。

まだまだアメリカのクレジットカードが使えないようで、妻は現金を用意していたみたいです。 日本のクレジットカードは使えるけれど、街中のキャッシュマシーンはほとんど故障しているとガイドブックに書いていたらしく、久々にキャッシュを携帯しての移動です。 ニューヨークではスタバのコーヒーすらカードで支払う習慣なので、意外と慣れていない。

で、この国は外国人観光客からの外貨で成り立っている国。 旅行者である外国人が使う紙幣と、現地の人間が使う紙幣と分かれています。

僕たち外国人が使用する通貨はCUC (クックと読みます) 自国民が使う通貨はCUP(なぜかペソと読みます)もちろんコインも紙幣も別物です。

そんなことすら僕は知りませんでした。 それだけでも、やっぱり世界は面白いなと思ってしまいます。

空港でタクシーの運転手を捕まえる。 予約していた旧市街の民泊場所の住所を伝えようとする。 妻がメールでやりとりした民泊相手の住所をiPhoneで見つけようとして、ネットがまったく通じない国とそこで気付く。

おいおいおい。 飛行機の中で散々、キューバってこんな国!って僕に講釈たれてたくせに。 そんな初歩的なミスをするか? なんにも下準備しなかった僕に責めれるはずもなく、タクシーの運転手には、ガイドブックの地図を見せて「だいたいこのあたりまで行って」とアバウトな指示。 初めての国の(しかも社会主義国で)(しかも1歳半の双子を抱っこ紐で連れて)初めての移動で今考えると結構、無謀なことしてます。(そこがスラム街だったらどうしたんだよ…)。

運転手の親父は最初「40CUC!」と笑顔で言ってきたので、「高いよ!」と交渉すると、笑顔で「じゃあ25!」と笑顔で修正。 たった1回のラリーで半値近く下がりました

飛行機が到着した際、タラップを降りて、手荷物扱いで一緒に運んでくれた双子を乗せるストローラーもちょうど機内から運び出されたタイミングと重なり。 「ここから乗せていきたいから、持っていっていい?」と聞くと、職員はとりえず「ここではピックアップできない。 オレたちが港内まで運ぶから、ラゲージピックアップでとってくれ」と規則を言います。 それでも「いや、さすがに抱っこ紐は重いし、オレたちのストローラーで、オレたちがここでいいって云ってんだから、ここでピックアップさせてよ」というと、肩をすくめて「OK」とその場で渡してくれます。

タクシーの料金にしても、機内の手荷物にしても。 世界は「交渉」しなきゃいけないことが多い。 「交渉」でなんとかなることが多い。

日本は恵まれた国なので「交渉」しなくて済むことが多いかもしれません。 タクシーの料金も、空港内ルールも、逆を言えば「交渉」してなんとかなることは少ないかもしれません。 それだけ規律がすでにシッカリしている、とも言えますが、海外に行ったときは、とりあえずダメもとでも、あらゆる場面で「交渉」することをオススメします。 日本ほどルールがシッカリしてないぶん、「交渉」でなんとかなることも多いし、「交渉」しないと損することもまた、少なくないと思います。

タクシーには基本メーターはありません。 料金はだいたい決まってる。 逆を言えば、厳密には決まってない。 なので、安くあげることも可能です。 コツはギリギリまで交渉して下げる、ということ。 心配しなくても、マイナスの(儲けが出ない)場合は、先方は乗せてくれない。 いずれにせよ、必ず乗る前に(キューバに限らず)値段は聞いてください。 日本以外の国では。 聞いたとしても、到着して全然違う料金を言われちゃう場合もあるので。 。 。

ここまで長々、初めての国でのタクシーの諸注意事項を話しましたが、、、そんなこと一切する必要のない国が結局はいちばんです(笑)。日本、サイコーw

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