出典は、最近読んだこの本です。大ヒット商品「生ゼリー」を生んだ杉山清店主の著作。地方商店の復活のヒントがいろいろと見つかります。
『生ゼリーにきょうも行列ができる理由』
(杉山清 著/セブン&アイ出版)
新人の医師や看護師でも白衣を着るし、新人の漫才師でもお揃いのスーツを着ます。コスチュームとは、プロの衣装です。しかし世の中には、新人だからボロボロの私服でもいいとか、ただの商店主だからヨレヨレの服でもいいとか、地位や規模で服装を妥協する人が多くいます。
しかし、お客様にとっては、販売する側のイメージも全て、商品のうちです。汚い格好の人からモノを買ったり、汚れた服装の人からサービスを受けたりするより、その人の仕草や清潔感が気持ちよければ、気持ちよく購入したり利用したりできます。
自分たちの「正装」は何かを、きちんと知っておくことが大事です。そして、お客様の前、取材の前では、その「正装」でいることが、お客様に安心感を与えたり、商品のイメージを伝えたりすることができます。
「正装」は何かをきちんと把握しておけば、お客様の前で「正装じゃなくてすみません」という態度は失礼にあたるのですから、いつも緊張感を持って仕事にあたることができます。そして、その正装も汚れたままとか破れたままというのではこれまた失礼にあたるので、常にメンテナンスをしたり、見直しをしたりして、最高の正装であることが大事です。
そう考えると、日頃の作業着やスタッフジャンバーも、もっと注意すべき点がたくさんあるのではないでしょうか。
御社の「正装」は、どのようなものですか? その「正装」は、お客様にとってどういうものですか?
【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
- 自社の「正装」は何か。業種や現場ごとに異なれば全てノートにまとめてみる。
- 自社はお客様に対して、服装でどのようなことを感じてもらわなければならないか。ノートにまとめる。
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