これでもいじめは隠蔽される。探偵が暴露した、学校のウソ報告書

2017.06.14
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この問題の異常性

さらにいえば、この問題にはものすごい異常な出来事が発生しているのだ。

実は、11月10日の事件の後、翌年3月31日目黒郵便局の消印で、被害女児の両親に当てて犯人の親と名乗る人物からハガキが届いている。

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これは、そのハガキの消印(実物)である。

宛名は手書きされており、 内容は「教科書フォント」で「上履きにペンでいたずらをしたのはうちの子です。」と告白から、在学中に必ず親子で謝罪するというものであった。

そして、このハガキ事件はすぐに被害女児の保護者から学校に報告されている。その上で、保護者は対応した副校長が、宛名を見て何かピンときたような表情をしていたと言っていた。

多くの児童や教職員の字を見ている立場であろうから、もしかすると、誰か当てがあったのかもしれないが、この時、私が保護者から受けた電話では、保護者は副校長からこう聞いたとある。

○○さんに危害を加えるつもりはないと思います。」

……加えているじゃねぇーか。

さらなる疑問は、今の学校では連絡網で電話番号は保護者間で共有はあっても、大々的に住所録の配布はない。都会の小学校の保護者である。ママ友だと言っても数名であろうし、住所を知る立場にある人は保護者としてはごく限られるのである。

一方的に住所を知っているということも十分あり得るが、それはそれであまりに奇妙だと言える。

一方、クラス担任などにならなければ、保護者・児童の住所はなかなか知り得る立場にはならない。それも長くて2年ほどだろうから、年賀状や暑中見舞いなどのやりとりがなければ、個人的に住所を知ることは不可能であろう。

実はこういう面から言っても、児童が実はやったという根拠が薄れるのだ。

本人自作自演ではない理由

これを書くことすら、私は嫌なのだが、そもそも複数件の被害をずっと受けてきたわけである。このような疑いを教育者であり、ある意味最も長い時間を同じ空間で過ごし、それを管理すべき教員の口から発せられること自体が、私にとっては事件なのだ。

私には色々とアドバイスをくれてたりする教育者もいるが、数が多ければ、質の悪い者もいるのだと言わざるを得ない。探偵界でもそれはおなじだから、どの世界にもいるだろう。

この小学校では特に持ち物についての制限があった。児童については学用品であるが、例えば、今時の小学校では「シャープペンシル」などは使用が禁止されており、主に鉛筆を使うから、誰も筆入れに「シャープペン」を入れていない。あるとすれば、お名前ペンだ。これは細身の黒マジックであり、ペン先が比較的尖っている。被害を受けた上履きを見ると当然に分かることだが、これはペン先が四角になっているマジックを使用している。

また、被害女児は下駄箱でクラスメイトの男児と挨拶を交わしている。彼は被害女児のすぐ後に来ていたから、女児にマジックで塗りつぶす時間的猶予はない

(上履き中央に名前が薄く書いてあるため、靴の先のみ写真で示したが、マジックは靴全体に塗られており、これを行うには少なくとも1分以上の時間を要するものと考えられる)

一方、教員は学用品という概念はなく、いわゆる筆記用具ということになるが、様々な資料を作成することから太マジックは所持していよう。また、職員室や各課の準備室には、このような黒マジックは存在するであろう。

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