なぜ「マンションでラジオ体操」は、イイことづくめなのか?

 

そういえば、ラジオ体操でコミュニティづくりという事例や運動があったはずとネットで調べると、たくさん出ています。お祭りとかは難しい小規模のマンションでも、簡単に始められるので、これ、コミュニティづくりにいいかも…と改めて思いました。

準備するものはラジオ一つですし、エントランス周りに、少しスペースがあればできます。時間が決まっているので、規則正しい生活を送る指標になりますし、時間もとりません。参加者が多くても少なくてもOK、もし、たとえ1人だったとしても、ラジオ体操をすることには何の支障もありません。週一から始めてもいいし、2、3人仲間がいて交代でラジオ当番をすれば、毎日でもそんなに負担にはならない気がします。もし、急遽中止でも、参加者は家に戻るだけなので迷惑にもなりません。

朝、顔を合わせて、あいさつし、いっしょに体を動かす…、「日本が危機。認知症患者と家族を支えるには何をすれば良いか?」で書いた地域で高齢者を支える仕組みとしてもとてもいいプログラムだと思います。

ちょっと聞きたいことがあるときは、朝のラジオ体操に出れば、誰かに会って話が聞けるという仕組みがあると、人づきあいが得意じゃなくて、サロンに出ていくのはちょっと…という人とも、ゆるくつながれると思います。いつも来ているのに、しばらく顔を見ない人がいれば、安否確認の声掛けをすることに繋がります

また、管理組合運営上も、こういう必ず何人か集まっている場があると、マンションで問題が発生して、緊急でみんなの力を借りたいというような時に、理事さんたちが、直接住民と話せる機会にもなります。

私は、セミナーや講演で、あまり負担なく、お金もかけず、ちょっとしたことでコミュニティづくりができる方法をいくつか紹介していますが、ラジオ体操もその中に加えようかと思っています。そこに加える基準は、そんなにコミュニティの濃い付き合いが得意じゃなく、そんなに勤勉でもないこの「私」でもできそうなこと…というものですが、ラジオ体操なら私でも当番ぐらいはできそうな気がしています。何より、朝、体を動かすのは気持ちがいいですから!

 

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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