京都といえば真っ先に「舞妓さん」を思い浮かべるという方も多いのではないでしょうか。しかし、以前掲載の記事「京都の『粋』はナンボ?野暮を承知で聞く花街お座敷遊びのお値段」でもお伝えしたとおり、本格的にお座敷遊びを、となるとその敷居はかなり高いものがあります。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』のテーマは、舞妓さんに会える場所。著者の英学(はなぶさ がく)さんが、プライベートの舞妓さんと出会えるスポットやリーズナブルにお座敷遊びの雰囲気を味わえるお店を紹介しています。
舞妓さんに会える場所
京都に行くと運が良ければ舞妓さんに会うことが出来ます。お茶屋さんのお座敷にはなかなか行くことが出来ませんが、会いやすい場所と時間というのはあります。
今回はお茶屋さん以外で舞妓さんに会える場所を外とお店に分けてご案内します。
舞妓さんのお仕事は夜から始まります。夜のお座敷の宴に呼ばれるからです。お座敷が始まる前と後に花街にいると、舞妓さんに会えることが出来ます。だいたい午後6時頃と終了後の午後9時頃です。特に高い確率で会えるのは花見小路です。京都の繁華街、河原町から南座のある祇園四条の方に歩いて10分ほどの場所です。
しとやかに歩く舞妓さんの姿を見るとつい後をつけたり、声を掛けたくなりますがそれはご法度です。見るだけにしてマナーを守りましょう。
通り過ぎる舞妓さんを見るだけじゃ物足りない人はより確実に会えるスポットをご紹介しましょう。「祇園きなな 本店」です。きな粉を中心としたアイスお店で、舞妓さんがよく通うご贔屓の店です。プライベートの時間だったりするので素の舞妓さんに会えるかも知れません。
確実に舞妓さんに会えて、話もしたいけどお茶屋さんにはちょっと、という人のためのプランもあります。一見さんお断りのお座敷が多い中、気軽にお座敷遊びが体験出来ます。
「祇園 美登幸」などはいかがでしょうか。こちらは、湯豆腐や湯葉が有名な京料理のお店です。東山区祇園花見小路四条下ルにあります。懐石料理を食べながら舞妓さんと話したり、京舞を楽しむことが出来ます。いわゆる、お座敷遊びが出来るお店です。ここならば、確実に舞妓さんと会うことができます。このような場所は男性よりも女性のお客さんの方が多かったりしますので、女性同士でも楽しむことが出来るでしょう。
そしてもう1つ、八坂神社北門出てすぐの場所にある「祇園畑中」です。ここで開かれる「京料理と舞妓の夕べ」でも踊りや三味線、お座敷遊びを楽しみながら、京料理を楽しむことが出来ます。