ロケットマンと急接近の米韓。カヤの外に置かれた日本の立場は?

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平昌五輪をきっかけに急接近した南北関係はさておき、金正恩を「小さなロケットマン」と呼び、半分バカにしていたはずのトランプ米大統領が、ここに来て対話に応じる姿勢を見せ始めました。日本抜きで進んでいるようにも思ええる現状を、無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』の著者・嶌さんはどのように見ているのでしょうか。

南北、米朝対話は本当に動き出すか ──カヤの外に置かれる日本──

朝鮮半島情勢が一気に動き出し始めた。まず3月6日、韓国大統領府は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が4月末に南北の境界線のある板門店で韓国の文在寅大統領と首脳会談を開くことで合意したと発表。さらに

(1)首脳間にホットラインを設置し、首脳間の首脳会談前に電話協議する

(2)北朝鮮が対話の継続中は核、ミサイル実験をしない

(3)北朝鮮が非核化問題を話合うため、米国と協議する用意があると表明

(4)米韓が4月に合同演習を行なうことに北朝鮮が「理解」を表明

(5)北朝鮮は軍事的脅威が解消する理由がないと表明した

──と約束したのだ。さらに核兵器だけでなく通常兵器で韓国を攻撃しないことも確約したのである。

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