心理カウンセラーが教える、ネガティブな妄想から抜け出す方法

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日々ポジティブに生きられればそれに越したことはありませんが、人間常に前向きでいられるわけではありません。落ち込んでしまった時、そこから立ち直るすべを知っておくことも重要です。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、ネガティブ妄想から抜け出す処方箋として「思考の客観化」を提唱するとともに、その具体的手法を紹介しています。

繰り返されるネガティブな妄想を止める簡単な方法

ここでお話するネガティブな妄想って例えば、どういうことを指しているのかと言うと…。

妄想例

 

昨日、お客さまからクレームを受けた時、上手に納得してもらえなかった。明日出勤したらきっと上司に怒られるんだろうな…。

 

でも、そもそもお客さんが説明書を見ないまま使用したのが悪いのに、どうしてたまたま電話に出た私がクレームを受けなきゃならないの?

 

そういえば、昔、部活動顧問が厳しすぎるからって部長が部員代表として文句を言いに行く時、「一緒に来て」と言われたからに行っただけなのに、なぜか私が文句の首謀者みたく思われて監督から怒られたっけ。

 

どうしていつも私だけこんなにババを引くような目に合うんだろう?ババを引くだけの人生なんて生きている意味があるんだろうか?

 

コンビニに行ったって愛想よく挨拶してもらったことがないし、受験の時だって私が本当に受験したかった学校は「受かりっこないから」と受験させてもらえなかった…。

 

やっぱり私はババばかりの人生なんだ…。

と、こんな具合に、まだ見ぬ未来について、過去のネガティブな体験の記憶と因果関係を構築しては、自分に何かネガティブなことが起きる可能性があるということを、何度も何度も繰り返し考えては

「どうしよう…」
「どうすれば…」
「さあ大変…」
「もう無理だ…」

と、自分をどんどん追い込み行動できなくしていくのが、ここでお話しているネガティブな妄想です。

私たちって野生動物としての本能を持っているので、ぼんやりしているとネガティブな方向に思考が持っていかれることがあります。たとえば

  • どこかに敵が隠れているんじゃないか?
  • 悪天候になるのではないか?
  • 食料が尽きてしまうのではないか?
  • よくない病気にかかるのではないか?

こういう原始的な恐れって脳のどこかに残っているんでしょうね~。なので、現実には起きそうにない、SF映画みたいなことでも、真剣に妄想してはさらに不安を増幅するみたいな…。

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