「お金さえ貰えればいいや」という社員をなくす米国式の教育法

 

自分の機械だと思わせる教育を行う

『バンド・オブ・ブラザース』の中で、戦いの最中に銃が作動せずに弾を撃つことが出来ない場面が出てきます。また、戦いの間には銃を分解して磨き混んでいる場面が多く出てきます。

私たちの生活を考えても、自分の車を運転しているときと、会社の車を運転しているとき、レンタカーを運転している時は、車に対する優しさがちがってくると思います。運転が終わって、車を洗うとき、整備する時の思いいれは運転をしているときよりももっと自分の車に対する想いが強いと思います。

工場で働く人たちが全て自分の工場と思って働けるように教育を行う事が大切です。私もハム工場に勤めていたときに、時間さえあれば、深絞り真空包装機を磨き混んでいました。特にフイルムを挟む爪の部分は、バネが折れやすかったので、折れているバネは交換を行って、包装作業中には、機械トラブルが起きないように自分でメンテナンスを行っていたのです。

ハムのスライサーも、作業が終わった時点で、砥石で刃を磨き込んでいたのです。24時間工場で一直、二直体制で設備を使う場合があると思います。各直で起きた設備上の問題点を記録して置く事で設備の状態を保つことが出来ると思います。

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