「褒め称えること」の重要性
いい仕事をしてほめられる事は非常にうれしいものです。子供のころは学校のテストでいい成績をとったり、運動会で活躍すると、仲間や親が褒めてくれました。
日本の社会では社会人になってしまうと、なかなか褒めてもらえないものです。社会人になって偉くなると、勲章がほしくなるのは、子供のころの花丸がほしいのと同じ感覚かもしれません。
私はアメリカの企業で仕事をしたことが有りますが、アメリカの企業は本当に人をほめる事を大切にします。売り上げなどが目標を達成したとき、いい仕事をしたときは、全員で拍手をして人を褒め称えます。いい仕事をしている方を見かけた時は、「ありがとうカード」を書いて掲示板に掲示します。毎月のベスト従業員を掲示板に写真入りで掲示して褒め称えます。
人間は働くときに、お金だけで働くのでは無いと思います。
「人間はいい仕事をしたい」
「世の中の役に立ちたい」
「人から褒められたい」
と思って仕事をしているはずです。クレームが発生したことで従業員、仲間を非難するのでは無く、いい仕事をしている人を褒め称えることがいい商品を造る事に繋がると私は思っています。工場で働く従業員の方がすべて自分の工場、自分の機械と思って働く事で、クレームの芽を摘むことが出来るとおもいませんか。
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