優秀な子は「読み方」が違う。東大タレントが教える読書法3選

 

読書の世界に入り込め

「ご飯の時間だよ~。ご飯できたから食べよう!」と親に言われても、「今読んでいる本がちょうどいいところで、続きが気になる!」と言って「本をまだ読み続けたいのになぁ~」なんていう気分になったことはありませんか?読書の悦に入っている状態ですね。そこで区切るなんて、きりが悪くて無理。そういう経験の数が大事だと私は思うのです。

ただ淡々と読書をするのではなく、その世界に入り込んで出てこられなくなるような感覚。その感覚を一度味わってしまうと、もっと本が読みたくなる。その経験は、きっと今後役に立つ宝となるでしょう。

という訳で、小さい頃の私は本を大量に読んでいた訳ではありませんが、自分の興味のある本はわりとはっきりしていました。その頃に、本を通じてサイエンスの世界に興味が芽生え、さらにその興味の芽が膨らんでいって今に至る、という感じでもあります。

もし、サイエンス好きの人ならこんな本がオススメです。最近のニュースですが、2019年9月26日、理化学研究所と編集工学研究所によって科学の魅力を伝える良書として『科学道100冊2019』が選ばれ発表されました。

選ばれた100冊の内訳としては、半分の50冊が時代を超えて読み継ぎたい本「科学道クラシックス」。残り半分の50冊が、今が旬な科学トピックスなどから毎年選ぶ「テーマ本」だそうです。今年のテーマ本は、「元素ハンター」「美しき数学」「科学する女性」という3つのテーマから選ばれた50冊。どれも面白そうなテーマでそそられますね。

「元素ハンター」は17冊、「美しき数学」は15冊、「科学する女性」は18冊、この3つのテーマを合わせて50冊だということです。ぜひこの中から、自分の興味のある本があるか、ご覧ください。

私が小さい頃に読んだことがあって懐かしかったのは、「科学道クラシックス」に選ばれていた『ファーブル昆虫記』『ソフィーの世界』。どちらも、小さい頃に親が薦めてくれた本でした。自分が昔読んだことのある本がランクインしていると、なんだか嬉しいものです。

科学好きな人なら誰もが一度は通る道、というような気がして、時代を超えて普遍的に愛される作品はすごいなと思います。

まだじっくりは読んだことないけれど聞いたことがあったりもして、私が気になったのは次の本

「科学道クラシックス」に選ばれていた、

  • 『起源図鑑 ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史』
  • 『妻を帽子とまちがえた男』
  • 『脳のなかの幽霊』
  • 『数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜』
  • 『ロウソクの科学』
  • 『世界の発明発見歴史百科』

「元素ハンター」に選ばれていた、

  • 『元素生活 完全版』
  • 『ビーカーくんのゆかいな化学実験: その手順にはワケがある!』
  • 『タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代』

「美しき数学」に選ばれていた、

  • 『素数の音楽』
  • 『ふしぎなたね (美しい数学)』
  • 『サム・ロイドの「考える」パズル』
  • 『数学ガール』
  • 『数学する身体』

「科学する女性」に選ばれていた、

  • 『世界を変えた50人の女性科学者たち』
  • 『ラボ・ガール 植物と研究を愛した女性科学者の物語』
  • 『CRISPR(クリスパー)究極の遺伝子編集技術の発見』
  • 『飼育少女』
  • 『宇宙飛行士になる勉強法』
  • 『奇跡の脳─脳科学者の脳が壊れたとき』

いかがでしょうか。この中に興味をそそられる本はありましたか?タイトルを見ただけで、思わず中身を読んでみたい!と思う本も、この中にはたくさんありますね。こうしたきっかけでぜひお手に取ってみて頂ければ嬉しいです。今の自分にとって最適な本1冊が見つかりますように。

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