2019年に発覚した企業不祥事の中で、社会人が「最もイメージダウンした出来事」は何なのか。全国1000人の男女(20~60代)を対象に、株式会社宣伝会議が実施したアンケート調査の結果をご紹介します。
2019年、不祥事の問題点とは?
2019年1月~10月に発覚した企業不祥事12件(※)のうち、著しくイメージダウンした出来事を上位3例まで選択してもらったところ、1位は「かんぽ生命・ゆうちょ銀行で不適切販売が発覚」(48.7%、1位)に。
以下、「レオパレス21の建築基準法違反発覚」(38.5%、2位)、「吉本興業で相次ぐタレントの不祥事と事務所の対応」(37.3%、3位)と続きました。
2018年はスポーツ、大学に関連する不祥事が多く目立ちましたが、2019年は大手企業の不正に関するニュースが相次ぎ、組織風土やコンプライアンスが問われる事態となっています。
電子マネーやAIデータ、ネット上の口コミなどテクノロジーに起因する問題も目立っています。知名度のあるタレントと所属事務所の問題も多く報道されました。
【2019年 イメージダウンした不祥事ランキング】
- 1位:かんぽ生命・ゆうちょ銀行で不適切販売が発覚(48.7%)
- 2位:レオパレス21の建築基準法違反(38.5%)
- 3位:吉本興業で相次ぐタレントの不祥事と事務所の対応(37.3%)
- 4位:関西電力の幹部らが高浜町の元助役から金品受領(29.7%)
- 5位:セブン・ペイがセキュリティ問題で撤退発表(21.3%)
- 6位:日産・ゴーン逮捕と西川廣人CEO解任(19.9%)
- 7位:食べログなどの口コミ評価問題、公取委が実態調査(6.2%)
- 8位:リクナビが「内定辞退予測」企業に販売(4.4%)
- 9位:「宅ふぁいる便」大規模な個人情報漏えいでサービス停止(3.8%)
- 10位:カネカ、元従業員妻がTwitterでパタハラ告発(2.1%)
(括弧内は回答者1000人中の選択者数の割合)