【カンブリア宮殿】JR東日本が高輪ゲートウェイで仕掛ける攻勢

2020.01.26
103
by 編集部サトシュウ
カンブリア_JR東日本①
 

今年の3月14日土曜日、「高輪ゲートウェイ」駅がいよいよ開業する。山手線では1971年に開業した西日暮里駅以来、実に49年ぶりとなる新駅の誕生となる。QRコード改札機や、AIを活用した各種ロボットを試験導入するなど、駅と最新テクノロジーの融合を目指すショーケースを兼ねた駅となる予定だという。駅名騒動ですったもんだがあったものの、この「高輪ゲートウェイ」駅から新しいストーリーが始まるのだ。もちろんこれを手動していくのはJR東日本。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。「高輪ゲートウェイ」駅誕生だけではない、JR東日本の様々な取り組みや改革を紹介していく。

お得な「旅クラブ」&こだわりの「駅ナカ」

栃木県大田原市。田舎道の先に、最近、突如として人気となったスポットがある。観光バスから続々と降りてくる客のお目当ては、木立の中にたたずむ美しい寺、雲巌寺。かの松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で訪ねたという名刹だ。一躍人気となったのには理由がある。吉永小百合さんが出演するJR東日本の会員サービス「大人の休日倶楽部」のCMで取り上げられたのだ。

今、この「大人の休日倶楽部」が大人気。会員向けのツアーに客が殺到している。急増する会員数は今や220万人を突破した。最大の魅力は圧倒的な安さだ。男性65歳以上、女性60歳以上なら、201キロ以上乗れば、JR東日本の全路線が3割引になる。魅力的なツアーとその圧倒的な安さで、客を旅に連れ出し、どんどん鉄道に乗ってもらう。これがJR東日本の「大人の休日作戦」だ。

1987年、国鉄の分割民営化によって誕生したJR東日本。発足した会社の中では、東北の広大なエリアと首都圏を併せ持つ最も大きな規模で出発した。今、JR東日本が運ぶのは年間64億人。世界最大の鉄道会社なのだ。しかも驚くべきは、民営化後の目を見張るような成長ぶり。当時、1兆5000億円だった年商は現在、3兆円に迫ろうとしている。

いったい何で稼ぎを増やしているのか。東京駅の改札内にその秘密があった。東京駅ナカの地下にある「グランスタ」は、デパ地下のような混雑ぶりだ。競合の多いエリアで、広い売り場に集客できるのには仕掛けがあった。それは人気商品のランキング「グランスタ杯」。売り場に並ぶ何百もの商品の中から客が選んだ本当においしいものをランキングにしてある。

「お客様に投票していただきました。お土産、雑貨など、各部門でランキングを決めています」(JR東日本グループ鉄道会館・平野邦彦社長)
ちなみに「グランスタ杯2018夏」お弁当部門は、第3位「つきぢ松露」の「松露サンド」、第2位「マンゴツリーキッチン ガパオ」の「鶏のガパオ弁当」、第1位は「とんかつ まい泉」の「ヒレカツとたまごのポケットサンド」だった。

print
いま読まれてます

  • 【カンブリア宮殿】JR東日本が高輪ゲートウェイで仕掛ける攻勢
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け