武田教授が激怒。なぜ文系の人間は「未来は暗い」と大ウソをつくのか?

 

「5Gが進めば失業者が増える」というバカ者

もう一つの間違いは、「人間は毎日、改善しようとする意欲」があるということを忘れることだ。人間は毎日、改善しようとする。前の日までやや多い洗剤を使ってお皿を洗っていた主婦が、少量で洗うことができる方法を知ると、次の日からは必ず少量の洗剤を使って洗う主婦しかいない。わざわざ昔の方法で大量の洗剤を使う人がいないのは、一種の不思議である。これは人間の本能だからそうなる。

本当は「景気が良くなったり悪くなったり」などはない。いつも一定の速度で景気も前に進むのだが、特定の団体がわざと景気を上げ下げして、あたかも前進したり後退したりするように見えるだけだ。だから、「5G技術が進んだら、失業が増える」などと言うバカ者が現れる。「テレビがあるから家電製品はもう買わない」という1990年のバカ者と同じだ。

時代の変わり目のいま、私たちの日常はどう変化する?

2020年から徐々に日常はこうなる。

タクシーは無人で至るところに停まっているし、必要ならスマホで呼べばよい。タクシー代金は今の電車とほぼ同じになるので、電車は新幹線などの長距離を除いて無くなる。人は外出がとても容易になり、自家用車がいらないので月々5万円ほどを自由に使えるようになる。

財布も預金通帳もカードも無い。すべて人物特定と直接決済で即時、支払われていく。タクシーも新幹線も買い物も、ホテルもレストランもスーパーもただ乗ったり買ったりするだけである。

工場には人がいない。工場長が一人で全部やる。病院にも看護婦さんしかいない。医師は「手術処置棟」にいる技術職となる。生まれてずっと体調や病歴を記録されているので「あなたは3日後に…の症状が出て、…病になります」と表示されるので心配もない。病気になったらどうすればどうなるかの予報が出る。今の天気予報と同じだ。

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