「習近平を逮捕せよ」アメリカが描く対中国最終シナリオの仰天中身

 

中国の台湾に対する武力威嚇は、エスカレートするばかりです。しかし、武力行使するぞと威嚇するのはいつものこと。実際に武力行使して、中国が勝利できるかどうかは別の話です。

今の台湾にはアメリカという後ろ盾がついています。しかも開戦となれば、少なくとも中国のGDPの20%以上の軍事費がかかります。目下の中国政府にとっては痛い出費です。そのため中国は、本音を言えばなるべく開戦したくないはずです。

一方のアメリカが描いているシナリオは、最終的には習近平の逮捕劇ではないかと私は考えています。アメリカは、これまで何度か有名な逮捕劇を演じてきました。1990年、パナマ侵攻から始まったノリエガ将軍の逮捕劇。2020年、メキシコのシエンフエゴス元国防相がロサンゼルスの空港で逮捕された際の逮捕劇などです。

同様に、最終的に習近平を逮捕してアメリカの司法裁判にかけるのが対中政策の解決策だと、アメリカは考えているのではないでしょうか。荒唐無稽に聞こえるかもしれませんが、江沢民元国家主席や李鵬元首相などは、チベット人の虐殺に関与したという罪で、スペイン高裁から国際手配され、逮捕令状も出されています。

虐殺・拷問大国、中国! 歴代国家主席が軒並み国際手配されても無視を貫く国!

習近平が行っているウイグル弾圧などは、明らかに「人道上の罪」にあたります。習近平が逮捕されるようなことが現実のものとなれば、世界にしろ中国にしろ、喜ぶ人間はいても悲しむ者はいないのではないでしょうか。


 

kou20200305-s新型肺炎 感染爆発と中国の真実 
~中国五千年の疫病史が物語るパンデミック

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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年10月21日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。

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2020年9月配信分

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2020年5月配信分

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2020年3月配信分

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  • 【台湾】新型コロナ対策で注目される台湾の若きIT大臣が日本に降臨!?(3/11)
  • 新型コロナへの対処法は「中国断ち」をした台湾に学べ/新型肺炎の責任を日本に押し付けはじめた中国(3/05)

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2020年2月配信分

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  • 新型肺炎のどさくさで反体制派狩りをする習近平の姑息/戦後日本の軍事研究忌避が新型肺炎の感染拡大の一因(2/12)
  • 新型肺炎が世界にとって思わぬプラスとなる可能性/疫病のみならず他国に厄災をばら撒く中国(2/05)

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2020年1月配信分

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  • 「中国発パンデミック」はなぜ厄介なのか/蔡英文再選後、ますます進む日台連携(1/22)
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