「友達のような家族に」と全員を“平等”に育てた一家の悲惨な末路

 

でも、今、冷静に見てどうですか?一番責任の無い、下のお子さんの発言権がとても大きい(言いたい放題)状態ですよね。又、同じく責任の小さな長男さんも、不満をお母さんにぶつけ、手も出ている状態です。これって…組織として成り立っていないってことなのです。

会社も同じです。社長がいても、その方針に従わない部下が多ければ、その会社って簡単に崩壊します(理屈は分かると思います)。それと同じで、組織として成り立っていない家庭は、簡単に崩壊するのです。

頂いた内容に「平等にする為に“兄”とか“弟”の呼び方もしない」と書かれていましたが、「お兄ちゃん・お姉ちゃんと言われたのが嫌だった」のはとても分かります。

でも嫌だったのは「お兄ちゃんだから我慢しなさい」や、「お姉ちゃんだから譲ってあげなさい」などの、親から言われた“理不尽な〇〇しなさい”だったと思うのです。そうやって自分は我慢をさせられるのに、弟や妹は優遇される。そこに不満があったのだと思うのです。

でも結局、今の状態は、下の子が求めると「まだ小さいんだから」とか「言っても分からないから」と与えておられるのですよね。そうすると、下の子はどこまでも自分の要求を続け「ワガママな子」になっていくし、上の子はどんどん不満を積み重ね「いじけ」も出てくるし、その不満が暴力や暴言にもなっていくのです。

だったら「兄」「弟」とその立場をはっきりさせて、お兄ちゃんが下の子の面倒を見たり、下の子が間違ったことをした時には、お兄ちゃんが教える事ができる環境を作っていった方が、下の子も学べるし、上の子にも「僕がちゃんとしなきゃ」という気持ちが生まれると思うのですが、どうでしょうか?

でも、そうする為に絶対に必要になるのが「秩序」なんです。子供がそれぞれの「立場を理解している」事が大前提なんです。でも、今、モアさんのご家庭の秩序は…どうでしょう?

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