コロナワクチン、打つべきか打たざるべきか。京大教授が最終回答

 

繰り返しますが、当方、この方が、コロナを全く恐れておらず、普段通りの生活をしていることを知っていました。それにも関わらずこの様にアドヴァイスしたのは、次の様に考えたからです。

  1. まず、この方はコロナのリスクをゼロだと思っているのではなく、コロナのリスクはある事を知っている上で、普段の生活をしている方であると当方は考えた。つまり、彼は、一定の確率のコロナリスクを受け入れ、万一の馬合、罹って死んでしまってもまぁ、しょうがないわな、という気持ちで生活されていると、まず当方は解釈しました。
  2. 次に、ワクチンのリスクもあるにはあるのだが、そのリスクは、少なくともこれまでワクチンの専門家の先生のお話をお聞きした限り(当方、有り難いことにTV番組でワクチンの専門家や医師の皆さんと共演することも多く、肯定派、否定派、双方の意見を詳しくお聞きする機会があります)、少なくとも短期的には、そして少なくとも高齢者に対しては、コロナに罹患して、死亡するリスクよりも、「低い」様に思われます(もちろん確証はありませんが、少なくとも当方はそのように判断しています)。
  3. ただし、ワクチンの「長期的なリスク」については、明らかではない。が、それを気にすべきは非高齢者で、高齢者の場合には、考慮すべき寿命自体が短いことから、長期的リスクが若年層よりも大幅に小さくなる。
  4. 以上より、高齢者の死亡リスクを最小化するという視点から考えた場合、ワクチンを打つ方が、打たないよりも、死亡リスクが小さくなるだろう、と考えている。
  5. したがって、この高齢者のケースにおいては、以上を説明した上で、「コロナで死亡するリスクを受け入れて生活しておられると思いますが、一応、ワクチンを打った方が、死亡リスクをさらに下げられると思うので、○○さんがご自身の死亡リスクを引き下げたいとお考えでしたら、受けた方が良い、とアドヴァイスさし上げます」と説明いたした次第です。
  6. もちろん最後に「まぁ、死ぬリスクをできるだけ下げたいなんて思うのが嫌なら、もちろん、何も打たなくてもいいと思いますが、ワクチンは危ないから止めた方がいいですよ、とは当方は思いません。当方はそのワクチンリスクよりも、コロナリスクの方が、高齢者の○○さんにおいては高いと思っているからです」と付け加えました。

以上は、当方の知人に対してただ単に個人的なアドヴァイスをさし上げる、という状況下における当方の判断です。

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ちなみに、当方はこの知人に対して大いなる好意を抱いており、幸せに生きて貰いたいと思っていますから、こういうアドヴァイスとなりましたが、社会政策の視点から、国民の全高齢者に依頼するとすれば、もう少し違うニュアンスが混入することになります。

というのも、高齢者にワクチンをうってもらうことで「医療崩壊」のリスクが減少するからです。

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