橋下徹氏及び維新の会が崩壊させたのは、大阪の医療体制だけではなかったようです。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、橋下府政開始3年後から大阪の人口が減少に転じた事実と、その原因を解説。さらにこのような惨状を放置する吉村知事を、吉本興業の芸人たちが賞賛する理由をリークしています。
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※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2021年6月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:大村大次郎(おおむら・おおじろう)
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。
若者が大量流出!大阪が危ない!
橋下徹氏が一般の人に論破され退散
前々号と前号で「橋下維新が公立病院を独立行政法人化したことが大阪の医療崩壊を招いた」ということを述べてきました。これもネットニュースになり、多くの人にリツィートしていただくなど、いろんなところで反響がありました。
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前々号のときから維新の関係者と思しき人たちからの執拗な反論ツィートなどもあったのですが、今回はなんと橋下徹氏自身が反論のツィートをしてきました。
橋下徹氏の反論は、筆者の記事に直接リツィートして反論するのではなく、筆者の記事をリツィートした一般の方に対して反論するという、かなり卑劣な手法でした。
橋下徹氏のような有名人、しかも狂信的な信者を多数持っている人が、一般の人をつるし上げるようにして名指しで反論すれば、その人に信者たちから猛烈な攻撃が行われることはわかりきった話です。堀江貴文氏が餃子店を攻撃したときのように。
にもかかわらず、橋下氏は、その一般の方に対して何の配慮もなく三度に分けて執拗な反論ツィートをしたわけです。このやり方だけを見ても、橋下氏の卑劣さがわかるというものです。マジで、こういう自分のやり方についてどう思うのか、人として恥ずかしくないのか、橋下氏に聞いてみたいものです。というか、この点だけでも配慮が足りなかったと謝罪するべきだと筆者は思います。
で、その橋下氏の反論の趣旨は、「自分は長期的視野で病院の統廃合をすすめており間違ってはいない」「あなたは勉強不足だ!日経新聞で勉強しろ」などという、超上から目線の大変失礼なものでした。
が、その一般の方というのは(この方は女性のようなのですが)非常に聡明な方のようで、信者たちからの猛烈な攻撃に冷静に対処し、橋下氏に対しても理路整然と反論し強烈なカウンターパンチを喰らわせたのです。
その一般の方の反論の要旨というのはざっくり言えば「あなた(橋下氏)は足元が見えず民間でやってはならないことまで民間にさせて、日本で最悪の死者を出してしまった。あなたは常日頃から政治は結果だと言っている。この結果責任はどうするのだ?」というものです。一般の方の反論は、本当はもっと長く、橋下維新の政治に対して理路整然と批判を繰り広げられています。
この反論に対し、橋下氏はぐうの音も出ず、そのまま退散してしまいました。そして橋下氏のツィートの数倍の「いいね」が、この一般の方のツィートについていました。橋下氏は200万以上のフォロワーを持つにも関わらず、です。
このやり取りを見ると、か弱い女性が自分の何倍もの大きな暴漢を見事に背負い投げしたような爽快感がありました。この一般の方の橋下氏への反論は、橋下維新の欠陥を簡潔に述べられており、非常に参考になります。よかったら橋下徹氏の6月3日のツィッターと一連のレスを見てみてください。