「会社で働き詰めは嫌」という人間にフリーランスは務まるのか?

 

講師にせよ、執筆にせよ、傍で見るほど楽ではありませんし、それで食べていくのは大変です。しかし、このフリーランス的副業があったおかげで良かったことも多々あります。

本業以外のことを考える時間とアタマを創ったことで、不思議なことに本業のストレスが減りました。良い意味で、その時間は本業のことを考えないで済みますし、逆に、本業に役立つアイディアを思いついたり、本業につながる出会いに恵まれたりしました。そして、もう一つの自分の仕事を磨くことで、自分が特別な人間に思えるようになり、自己肯定感も高まりました。なにより、会社に頼らずとも、生涯かけて続けていけるライフワークが見つかったことが嬉しいのです。

ですから、いきなりフリーランスになるのではなく、まずは「両刀使い」を目指されてはいかがでしょう?

会社では、期待されている以上の仕事を要領よくこなして生活の不安をなくしつつ、自分の時間では、収入や一般受けなど気にせずに、好きな仕事=ライフワークを趣味半分で追求する「両刀使い」の人生を満喫するのです。

もちろん副業が十分に稼げて安定収入が見込め、時間が足りなくなったら、その時初めてフリーランスになることを考えても良いのです。ひょっとしたら、そんなタイミングで、お得な早期退職制度が始まるかもしれません?!

思い返せば、厄年明けの頃は、新しいことを始めるチャンスです。私にとっても、フリーランス副業が始まった人生の転機でした。人生百年時代に向けて、楽しい後半生へのスタートダッシュを、無理せず、助走をつけながら始めてください。

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image by: Shutterstock.com

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1963年東京墨田区出身。87年慶応大経済卒。イマジニア新卒一期で飛込営業と株式投資ゲーム開発。88年日興證券でAI相続診断システム開発研修統括。91年家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業入社。94年三代目社長就任(現相談役)。97年日経インターネットアワード、05年経産省IT経営百選、09年東商勇気ある経営大賞等受賞。10年APEC中小企業サミット日本代表。20年開学の新大学iUでは起業家教育・地域創生担当教授。明治大、多摩大の授業や企業団体研修に即した25万部超の「すぐやる技術」シリーズ等著書15冊。内外情勢調査会等で毎年数千人に講師。東京商工会議所墨田支部副会長、墨田区観光協会理事、墨田区文化振興財団 評議員として地元振興。新日本フィルハーモニー交響楽団・NBS日本舞台芸術振興会・日本吟剣詩舞振興会 各評議員として文化芸術振興。

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