講師にせよ、執筆にせよ、傍で見るほど楽ではありませんし、それで食べていくのは大変です。しかし、このフリーランス的副業があったおかげで良かったことも多々あります。
本業以外のことを考える時間とアタマを創ったことで、不思議なことに本業のストレスが減りました。良い意味で、その時間は本業のことを考えないで済みますし、逆に、本業に役立つアイディアを思いついたり、本業につながる出会いに恵まれたりしました。そして、もう一つの自分の仕事を磨くことで、自分が特別な人間に思えるようになり、自己肯定感も高まりました。なにより、会社に頼らずとも、生涯かけて続けていけるライフワークが見つかったことが嬉しいのです。
ですから、いきなりフリーランスになるのではなく、まずは「両刀使い」を目指されてはいかがでしょう?
会社では、期待されている以上の仕事を要領よくこなして生活の不安をなくしつつ、自分の時間では、収入や一般受けなど気にせずに、好きな仕事=ライフワークを趣味半分で追求する「両刀使い」の人生を満喫するのです。
もちろん副業が十分に稼げて安定収入が見込め、時間が足りなくなったら、その時初めてフリーランスになることを考えても良いのです。ひょっとしたら、そんなタイミングで、お得な早期退職制度が始まるかもしれません?!
思い返せば、厄年明けの頃は、新しいことを始めるチャンスです。私にとっても、フリーランス副業が始まった人生の転機でした。人生百年時代に向けて、楽しい後半生へのスタートダッシュを、無理せず、助走をつけながら始めてください。
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