こんな相手なら別れよう。コロナ離婚を判断するための「チェック項目」4つ

 

コロナ禍で不自由な生活を強いられるなかで、配偶者の非情で非常識、非社会的な一面が見えてしまったのは今回の希美さんだけではないでしょう。今後の人生をどうすべきかを考える際、どのように整理すれば良いのでしょうか?今回は4つのポイントを挙げるので、参考にしてみてください。

1.過去の宣言中も、今回の自粛中も相手は嘘をついた

相手が「二度としない」と誓ったのに二度目の嘘をついたのなら、必ず三度目もあります。このまま夫婦を続けても関係は悪化するばかり。「本音は何なの」「何を隠している」「約束を守るか」と疑い出したら終わりです。嘘つきと人生を共にしない方が賢明でしょう。

2.過去の宣言中も、今回の自粛中も、お金に目がくらんだ

相手が過去の宣言中に支給された定額給付金で三密(居酒屋、キャバクラ、パチンコ等)に通ったり、宣言前に運用されたGoToトラベル・イート、イベントで遠くに出かけたりしたのなら注意が必要です。今後、宣言が解除された場合、別の制度の恩恵にあずかれる可能性があります。しかし、相手はまた感染リスクを顧みず、行動を起こすことが予想されるので、家庭内感染をしたくなければ距離を置いた方が良いでしょう。

3.過去の宣言中、今回の自粛中も、自粛より快楽を優先した

長引く自粛生活で苛立つのは誰だって同じ。苦しいのは自分だけではないのに過去の宣言中に自粛を破り、そして今回も破ったのなら危険です。完全に終息するまでの間に、また誘惑に負けてしまうでしょう。なぜなら、感染を広めないことより大事なことはないはずなのに我慢できないのは堪え性がないからです。今後もトラブルを起こす可能性があるので、そうなる前に見切りをつけましょう。

4.過去の宣言下でも、そして今でも、感染対策をめぐって言い争った

あらゆる情報が不足していた一昨年でさえ、何をどこまで協力するのかで夫婦の足並みが揃わなかったのなら、ある程度、情報が浸透してきた今年はどうでしょう。もっと酷くなっていたら深刻です。価値観が異なる相手と人生を共にするのは苦痛でしかありません。完全に終息するまで何度も同じことが繰り返されるので夫婦をやめることも選択肢に入れた方が良いでしょう。

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露木幸彦この著者の記事一覧

行政書士の露木幸彦が夫婦の離婚、不倫、未婚出産、婚活の法律、交渉術、会話技術を解説明石家さんまさん司会のホンマでっかTV,ブラマヨさん司会の世界のこわ~い女たち、小倉さん司会のとくダネ、バナナマン設楽さん司会のノンストップなどに登場。11冊の著書を持ち累計部数は
5万部を突破。日本経済新聞、朝日新聞電子版では連載を担当。開業から16年で相談2万件の実績。

注)離婚手続に関する一般的説明や経済的観点から必要な離婚条件に算定を超え、個別事情を踏まえた離婚手続や離婚条件に関する法的観点からの助言が必要な場合は弁護士に依頼してください。

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【著者】 露木幸彦 【発行周期】 ほぼ 月刊

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