良識ある中国歴史学者が不義の戦争に反対するメッセージを発した
2月26日、中国の5人の歴史学者が連名でロシアを批判するメッセージを発表し、注目を集めている。メッセージを発信した五名の大学教授は南京大学の孫江(スン・ジィアン)教授、北京大学の王立新(ワン・リーシン)教授、香港大学の徐国埼(シュ・グォチー)教授、清華大学の仲偉民(ジョン・ウェイミン)教授、復旦大学の陳雁(チェン・イェン)教授だ。
そのような平和を求めるメッセージを本来中国政府が発するべきだと当方は考える。残念ながら、5人の学者によるメッセージは、ネット上で3時間足らずで検閲によりブロックされた。
メッセージの一部は以下の通りだ。
「私たちは、ロシアがウクライナに対して行っている戦争に強く反対します。ロシアにいくら理由や言い訳があっても、主権国家を武力で侵略することは、国連憲章に基づく国際関係の規範に違反し、既存の国際安全保障体制に抵触するものです」。
「私たちとしては、ウクライナの人々が自国を守るために行う行動を強く支持します。私たちは、ロシアの武力行使がヨーロッパおよび世界全体の情勢の不安定化につながり、より広範な人道的大災害を誘発することを懸念しています」。
「私たちは、ロシア政府およびプーチン大統領に対し、戦争を止め、交渉によって紛争を解決することを強く訴えます。強権は、文明の進歩の成果と国際正義の原則を破壊するだけでなく、ロシア民族に大きな恥と災難をもたらすわけです」。
「平和は、心の願いから始まる。私たち、不義の戦争に反対します」。
五人の中国歴史学者を誇りに思う。それ以外に、北京大学、清華大学、復旦大学、中国人民大学、山東大学など中国の名門大学の卒業生130人が2月28日、ロシアのウクライナ侵攻に断固反対する共同声明を発表し、中国政府に対し、1994年の核廃絶後にウクライナと結んだ宣言とウクライナへの安全保証の約束を守るよう強く要請した。
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