そして、最近、当のプーチン大統領もほとんどクレムリンにはおらず、シベリアにあるらしき別の核シェルターに移動しているという情報もあり、それが、ここ数日の“ロシア軍のキエフなどからの撤退”という動きと相まって、いらぬ憶測を呼ぶ結果になっています。
情報戦?
心理戦?
それとも…。
それは残念ながら分かりませんが、「スティンガーがすごい、ジャベリンはロシア軍を撃退するのに貢献した」といった、いかにも軍事産業の皆さんを笑顔にするような内容を語るよりは、「不可解なロシア軍の動き」や「本当にロシア軍はここまでしょぼいのか」といった指摘に対して、批判的に検証をして、「それで実際、何を企んでいるのだろうか?」ともう一歩踏み込んで考えてみてもいいような気がします。
行動心理的には、面子を重んじて、かつ力を持つもの(もしくは持っていると信じている者)ほど、追い込まれたら、振り上げた拳を下すきっかけを失い、思わぬ自虐的な決定を下す傾向が強いとされていますので…。
もちろん、また私の思い過ごしや妄想かもしれませんが…。
ともかく、一日も早く紛争が終結し、まず多くの一般市民の生命が脅かされるような時代を終わりにしないといけません。そして、「紛争による破壊後のウクライナをいかにして復興するか」を議論したいと思います。
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