間違えれば逆効果。受験指導のプロが教える子どもの褒め方、叱り方の極意

 

叱るのにも理由が必要で、子どもたちに響くものでないといけない。相手が意味もなく感情的になっているなと感じると、心を閉ざし、反抗心に火がつく。

褒められれば気分が良いかといえば、○○○○から拒絶してしまう。実に、難しいです。

「叱る」とは、○○○○をくすぐる内容を冷静に指摘すること。「褒める」とは、自分を評価してくれたと思える内容にすること。本当に難しく、心理戦です。

ちなみに、○○○○は何だかわかりますか?正解な方は、子どものことをよくわかっています。不正解な方は、まだまだ勉強不足です。○○○○の答えは、

「プライド」

です。子どもたちのプライドを理解することです。

少しでも良くなりたいという気持ちがある子は、ターボエンジンを隠しています。プライドをくすぐる叱り方をすると、子どもたちのエンジンがターボエンジンに代わり、火がつきます。目の前で見たことがない人には想像できないかもしれませんが、目に火が映るほど急加速で伸びていきます(◎_◎)

あとは、褒めるが先か、叱るが先かの問題。親技では、「叱る」よりも「褒める」を先行することを勧めております。上手く褒めることができれば、 勉強をする原動力である「やる気」につながります。上手く叱ることができれば、 永続的に成績を上げるための「その気」につながります。

プライドをくすぐる叱り方ができれば、その気になる。

経験した方でないと理解できないと思いますが、「自分はこれぐらいできないといけない」とレベルを高く設定できたときに、その気になった姿を見ることができます。まさに、勇姿ですから(^_^)

褒めることがないのですが?という質問は、愚問です。褒めることを見つけるのではなく、褒めることをつくればいいのですから!

(※ 『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』2022年4月4日号より一部抜粋)

image by: Shutterstock.com

ストロング宮迫&タイガー山中この著者の記事一覧

ストロング宮迫:本名・宮迫昭輔。1967年生まれ。これまで中学受験、高校受験、大学受験の指導を1000人以上の子供たちに行い、集団授業、個別指導、家庭教師の授業形態を経験する。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。2003年、タイガー山中と成績向上委員会を立ち上げる。インターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している

 

タイガー山中:本名・山中良仁。1967年生まれ。これまで中学受験、高校受験、大学受験の指導を1000人以上の子供たちに行い、集団授業、個別指導、家庭教師の授業形態を経験する。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。2003年、ストロング宮迫と成績向上委員会を立ち上げる。インターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している

 

 

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』 』

【著者】 ストロング宮迫&タイガー山中 【発行周期】 週刊

print
いま読まれてます

  • 間違えれば逆効果。受験指導のプロが教える子どもの褒め方、叱り方の極意
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け