マーケティングをしていると、このような「想定外」はよくあります。想定外に売れない時は、みんな必死になって改善しようとするのですが、想定以上に売れるときこそ、「なぜ売れたのだろう」と、理由を深掘りしていくことが大事です。
この場合だと、子育て世代に売れているので、その層が欲しくなるもの、たとえばお弁当のおかずに後1品足せるような、冷凍食品や惣菜などを加えていくと、売り伸ばせるでしょう。
マーケティングは、仮説を立ててやってみる、そしてすぐに検証して、次の一手を打つのが大事です。そのためには、常に顧客の動きと売り上げを見ていて、変化に敏感になることが必須です。
「仮説を立てる」と聞くと「難しそうだな」、と思う人も多いようです。でも、先程説明したように、「これが売れたから、この人たちはこう動くだろう、だから次の一手はこうしよう」と、“連想ゲーム”のように、顧客の動きを想像することから始めればいいのです。
ホームページなどは、作って終わりではありません。作ってから、いかに改善を繰り返すか、が勝負なのです。このネットスーパーのケースは、そのいい事例でした。
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