劇場版スラムダンク、スタッフが原作を茶化して大炎上。「青春おバカ」発言に「じゃあ観ねーよ」ファン反発、炎上マーケ成功か大爆死確定か

2022.11.25
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by たいらひとし
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12月3日に公開を控えたアニメ「スラムダンク」の劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』公式が連日のように「試合開始まであと×日」とプロモーションツイートを続ける中、それに水を差すかのように、同映画の製作スタッフが「青春おバカ」と原作漫画をおとしめるような発言をして大炎上となっている。声優陣の全交替で批判を浴びていた同作が、この発言によってさらに火に油を注ぐ形となり、上映前からの「大コケ」が心配される事態に発展。一体、話題のアニメ映画周辺で何が起きているのだろうか?

原作もアニメも知らない?「ノーリスペクト発言」の真相は

炎上しているのは映画『THE FIRST SLAM DUNK』のアニメ製作秘話を公開したサイト「COURT SIDE」のインタビューのうち、CGスタッフによる発言だった。

シミュレーションアーティストのF氏が、原作漫画を読んでいたときの印象を「青春おバカな感じ」と評したというのだ。実はこのインタビュー、おバカ発言の直後に「(今回の映画は)今観るのにしっくりくる感じで、そこに技術が集結し、なんかすごいのができるんじゃないか」と、映画の出来栄えに手応えを感じた旨を語っていたのだが、「青春おバカ」の一言が1人歩きし、「原作をリスペクトしていないスタッフが作っている!」「じゃあ観ねーよ」と、ネット上で批判が集まってしまったようだ。

さらに同じインタビューで、もう一人のシミュレーションアーティストも、オンタイムの世代でありながら「SLAM DUNK」をあまり知らないと告白し、「こんなんで少年の心掴めるのかよと思ってた」と発言。これも、あとに続く発言で「原作を知らない人も映画を見て続きが気になるし、原作を知っていたらもっと楽しめる」と、映画の面白さをアピールしていたのだが、ネガティブな発言の部分だけが切り取られてしまったようだ。

このスタッフ二人の発言は、「今回の映画は、原作漫画やアニメの延長線上にはなく、現代に合ったように書きかえられている」ということを言外に明かしているようにも思える。

とはいえ、スラダン劇場版アニメの炎上騒ぎは、何も「声優全交代」や、今回の「スタッフ失言」だけが理由ではない。先日の記事でも紹介した通り、27年前のテレビアニメの続編的位置づけをほのめかし、前売りチケットをキャンセル不可で販売したことにあるのだ。そして前売りチケット販売後、「声優全交代」や「フルCG」での製作を公表し、テレビアニメ版とは全く関連のない作風であることが明らかになった。テレビアニメ版のファンで、続編を期待してチケットを手に入れたファンをがっかりさせ、その姑息なプロモーション手法が批判されたわけだ。

今回の失言が、制作スタッフに「スラダン愛」が足りないことを示しているのであれば、期待とかけ離れた作品になるのは間違いないように思える。ネット上でも、過去のテレビアニメ版へのリスペクトを感じないスタッフの態度に、往年のファンたちは怒り心頭のようだ。

なぜこうなった?プロデューサーは「続編」を作るつもりだった!

先の「COURT SIDE」で、本作プロデューサーの松井俊之氏は、映画を企画した経緯について明かしている。松井氏は、もともと映画会社直系のビデオメーカーの社員だったという。その仕事の中でテレビアニメ「SLAM DUNK」のDVDーBOXの製作に携わり、アニメ版スラダンの魅力と人気を知ったとしている。

スラダンをアニメ映画化することを決意したのが2003年。松井氏にとっては約20年かけた悲願のプロジェクトだったのだ。そして、本当はテレビアニメ版の続編を企画していたのだが、紆余曲折を経て、CGを取り入れた全く新しい形のものとなり、最終的に原作者である井上雄彦氏が脚本・監督を手がけることになったという。

スタッフの発言の中には「ゼロからイチを生み出す」「長くお待ちのファンの方には、井上先生の新作を一本の映画として楽しんでいただきたい。“新作”としか言えないようなものになるはずです」「そこにしかない『SLAM DUNK』を感じていただきたい」というものもあった。

現役漫画家である井上氏の絵のタッチは常に進化しており、現在進行形の井上氏のタッチを、動画としてどう定着させるかに、劇場版製作の焦点が注がれていたようだ。

つまり、井上氏の才能に心酔し、井上氏の頭の中にあるイメージをスタッフが一丸となって忠実に再現しようとチャレンジした作品だといえる。

しかし、それによって多くのファンが待ち望んでいた作品とは、かけ離れたものになってしまうリスクが生じたのも事実だ。ネット上には、「これって炎上マーケじゃね?」「公開前からこんなんじゃ大爆死は確定だな」と、散々な言われようとなっている。

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