火付け役が主張を修正。それでも「台湾有事切迫説」を信じ込む日本人

 

台湾有事の様態についての具体論

第4に、最初の発言が27年までに中国の全面侵攻が必ず起こるかのように受け取られたことを反省したのかどうか、その後デビッドソンは台湾有事のあり得る様態について具体論を述べて、修正というか、印象を和らげるよう努めているように見える。今回の来日の機会にジャパン・タイムズのインタビューに応じた彼はこう語っている。

▼2021年の上院公聴会でこれ〔台湾有事〕について訊かれた時、私は台湾に対する〔中国の全面〕侵攻(invasion)について訊かれたのではなかった。私が訊かれたのは台湾を巡る何らかの紛争(conflict)の潜在的可能性についてだった。それには何が含まれるか。私の念頭にあるのは全面的な侵略よりもむしろもっと小さなことである。その1つは、離島への脅威だろう。私が思うに、それでも台湾の安全保障にとっては深刻な懸念である(ジャパン・タイムズ23年1月25日付)。

これを受けてジャパン・タイムズは、離島とは例えば大陸から10キロの距離にある金門・馬祖両島や南沙諸島であり、本格的な侵攻の場合はそれらから「飛び石作戦」が採られるかもしれないし、もしくは単に台北に圧力をかけるための心理作戦としてそれらを占領するのかもしれない――などという観測があることを地の文で付け加えている。

が、いずれにしてもそれら全ては、「こういうこともありうる」「ならばこういうことも想定しておかなければ」といった机上の空論の類であり、その基礎にあるのは「中国は怖い」、だから「何をしてくるか分からない」という単なる恐怖心でしかない。もちろん軍事には「考えられないことまで考えておく(Think the unthinkable)」ことが必要であるけれども、本誌が度々申し上げているように、その場合には現実の冷静緻密な分析に基づく想像力(imagination)の展開と、現実に足を置くことなくどこまでも舞い上がる空想力(fantasyもしくはdaydreaming)とを峻別しなければならない。

台湾有事論の基本は、文谷数重が言う通り、「台湾が独立を宣言しない限り中国は台湾に侵攻することはない」こと、そして、侵攻に踏み切らざるを得なくなった場合は「中国は海空戦力で必要な制空権と制海権を掌握し次第、台湾北西部の新竹~桃園間に上陸戦を開始し、以降台北へ向けて進攻する。現状ではそれ以外の手段を選ばない。戦略爆撃や海上封鎖、離島攻略、斬首作戦は選択しない。また尖閣連動もない。なぜならそれらは独立を確実に阻止する手段として不適切だからで、あくまで最短時間、最短距離での台北の直接占領を果たし、政治決着〔=台湾降伏〕に持ち込もうとするだろう」というにある(本誌No.1164=22年7月18日号)。

【関連】現実的にはあり得ない。日米の「台湾有事論」が根本的に誤っている理由

これに比べてデビッドソンの台湾有事論はレベルが低すぎる。こんな謬論を政府・自民党が有り難がって奉っているようでは国の先行きを誤るのは必定である。

《参考:本誌の最近の台湾有事論》

■ 現実的にはあり得ない。日米の「台湾有事論」が根本的に誤っている理由(No.1164=22/07/18)
■ 日本本土も攻撃目標に。台湾独立宣言なら必ず武力行使に出る中国(No.1176=22/10/10)
ハシゴを外された日本。バイデン「中国の台湾侵攻ない」発言で崩れた台湾有事切迫論(No.1183=22/11/28)

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2023年1月30日号より一部抜粋・文中敬称略)

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2023年1月配信分

  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.585]「台湾有事」切迫説の張本人が岸田政権を“激励”に(1/30)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.584]改めて統一教会=国際勝共連合の本質を問う(1/23)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:号外]新年のごあいさつ(1/2)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.581]《脅威論3》日本が直面している「脅威」とは?(12/26)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.579]日本は一体どういう「脅威」に直面しているのか(12/12)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.578]「和して同ぜず」は東アジア共通の精神文化(12/5)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.577]ひとまず鎮静化に向かう「台湾有事」狂想曲(11/28)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.576]世界のEV化の流れから半ば脱落したトヨタ/戦略不在で衰退する日本の象徴(11/21)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.575]トランプももはやこれまでか?(11/14)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.574]米国への従属を転換する覚悟が問われる(11/7)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.571]アベノミクスをはっきり断ち切らないとこの国は前に進めない(10/17)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.570]バイデン米大統領の「台湾有事」論は認知バイアスの表れではないのか?(10/10)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.569]日本でも安倍国葬を機に民衆愛国のファシズム運動が起こるのか?(10/3)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.566]茂木幹事長の「辺野古基地建設」強硬路線は躓くのか?(9/12)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.563]「安倍国葬」が大きな躓きで「黄金の3年間」どころではなくなった(8/22)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.562]世界が納得しない「民主主義vs権威主義」の時代観(8/15)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.561]NATOの東方拡大は米政策の最も致命的な失敗(8/8)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.557]参議院選挙 後に改めて考える日本の行方(7/11)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.556]米軍産複合企業が推進した「NATOの東方拡大(7/4)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.552]米中間選挙を覆う「MAGA」という心の病(6/6)

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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.447]「10月」という壁を乗り越えられそうにない東京五輪(5/25)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.445]ポスト安倍の日本のアジア連帯戦略(5/11)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.444]結局は「中止」となるしかなくなってきた東京五輪(5/4)

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2020年4月配信分
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2022年3月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.542]ウクライナ情勢を理解するための〈頭の体操・その3〉(3/28)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.541(資料編)]プーチン演説ビデオメッセージと会見全文(3/21)
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2022年2月配信分
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2022年1月配信分
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2021年12月配信分
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.523]米国は対中国の「3次元ゲーム」に習熟せよというジョゼフ・ナイ教授の勧告(11/8)
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2021年10月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.521]野党共闘の効果で自公は辛うじて過半数維持程度か?(10/25)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.519]日本相撲協会と横綱審議委員会は白鵬への差別扱いを止めろ(10/11)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.518]安倍・麻生というゾンビに取り憑かれた「岸田政権」の前途多難(10/4)

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2021年9月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.517]何をやってもドタバタして失敗続きのバイデン外交(9/27)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.516]「民主主義」とは一体何なのか?(9/20)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.515]世界史的な物差しで計った「9・11からの20年」(9/13)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.514]7つの誤算が重なった末の菅義偉首相の頓死(9/6)

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2021年8月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.513]自民党総裁選の意外な目は石破茂元幹事長か?!(8/30)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.512]アフガン戦争を上手に終わらせることもできない米国のお粗末(8/23)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.511]米バイデン政権の“命取り”になるか? アフガニスタン撤退(8/16)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.510]さあどうなる? 8月の内閣支持率(8/9)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.509]世界が注目した「シモーネ・バイルズ途中棄権」事件(8/2)

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2021年7月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.508]「呪われた五輪」に無理やり突入した管義偉政権の一か八かの大博打(7/26)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.507]今更ですが「マスク」についてもう一度/西村秀一医師の話に耳を傾けよう!(7/19)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.506]中国の台湾軍事侵攻が切迫しているというのは本当か?(7/12)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.505]生き物である大地を虐殺するリニア新幹線計画(7/5)

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2021年6月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.504]21~22年の沖縄は一大政治決戦の時(6/28)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.503]「ワクチン万能」論を少しだけ修正した菅義偉首相(6/21)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.502]バイデン大統領の「中国恐怖症」の結末(6/14)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.501]枝野幸男『枝野ビジョン』への違和感(その2)(6/7)

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2021年5月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.500]「飲食店苛め」を止めろと声を上げた「獺祭」社長の見識(5/31)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.499]枝野幸男『枝野ビジョン』への違和感(5/24)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.498]米軍がアフガンから撤退しても戦争は終わらない?(5/17)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.497]米バイデン政権は本当に中国と戦争をするつもりなのか?(5/10)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.496]感染爆発で五輪中止の最悪シナリオも(5/3)

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2021年4月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.495]日韓関係修復のきっかけとなるかソウル地裁の新判決(4/26)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.494]『NYタイムズ』も言い出した東京五輪延期・中止論(4/19)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.493]トリチウム汚染水はまず東京湾に放出すべき(4/12)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.492]4月リバウンド、5月緊急事態、7月感染ピークか?(4/5)

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2021年3月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.491]土こそいのちのみなもとーー高田宏臣『土中環境』に学ぶ(3/29)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.490]早くも半壊状態に陥った菅義偉政権(3/22)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.489]日朝平壌宣言から来年で20年ーー安倍晋三がすべてをブチ壊した!(3/15)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.488]何一つ変えられないまま衰弱していく残念な日本(3/8)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.487]すでに破綻している日本の「ワクチン供給」確保(3/1)

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2021年2月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.486]コロナ禍の国際政治学(2/22)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.485]森会長辞任でますます加速する菅政権の崩壊(2/15)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.484]コロナ後の世界に向けての「資本主義」の乗り越え方(2/8)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.483]「4月頓死」説が強まる菅義偉政権のヨレヨレ(2/1)

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2021年1月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.482]バイデン政権で米中関係はどうなる?(1/25)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.481]トランプ流ポピュリズムの無残な末期(1/18)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.480]米中はゼロサム関係ではないーー米国はなぜ対中ヒステリーに走るのか(1/11)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.479]2021年はどんな年になるのかーー3月に最初の山場が?(1/4)

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2020年12月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.478]2021年の日本と世界──コロナ禍の収まり具合が決める天国と地獄(12/28)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.477]右翼の尖閣紛争挑発に惑わされてはならない!(12/21)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.476]3カ月で早くも下り坂を迎えた菅義偉政権(12/14)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.475]Go Toトラベルを6月まで延長する菅義偉首相の執念(12/7)

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2020年11月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.474]東アジア不戦を誓う「22222222222宣言」運動(11/30)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.473]「インド太平洋」は中国を含めた軍縮の枠組み?(11/23)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.472]バイデンで米国は正気を取り戻せるのか?(11/16)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.471]菅政権の「米中バランス外交」を警戒する右寄り陣営(11/9)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.470]トランプがパックス・アメリカーナを壊した?(11/2)

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2020年10月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.469]学術会議問題で嘘を撒き散らす菅義偉首相とその仲間たち(10/26)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.468]学術会議人事介入の裏にあるもの(10/19)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.467]何もかも出任せの言いっ放しという安倍政権の無責任(10/12)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.466]年内総選挙はなくなり、年明け早々もできるのかどうか?(10/5)

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2020年9月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.465]玉城デニー沖縄県政2年目の折り返し点ーー菅政権と戦って再選を果たすには?(9/28)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.464]「中国脅威論」を煽って南西諸島進駐を果たした自衛隊(9/21)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.463]10月解散・総選挙はいくら何でも無理筋では?(9/14)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.462]安倍の何が何でも石破が嫌だという個人感情が生んだ菅政権(9/7)

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2020年8月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.460]長ければいいってもんじゃない安倍政権“悪夢”の7年8カ月(8/31)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.460]立憲・国民が合流して新党ができることへの私なりの感慨(8/24)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.458]「食料自給率」の主語は国、都道府県、地域、それとも個人?(8/10)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.457]コロナ禍から半年余、そろそろ中間総括をしないと(8/3)

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2020年7月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.456]自然免疫力を高める食事こそが「新しい生活様式」(7/27)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.455]コロナ禍を機に起こるべき価値観の転換《その2》(7/20)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.454]コロナ禍を機に起こるべき価値観の転換《その1》(7/13)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.453]コロナ対策の大失敗を隠したい一心の安倍とその側近たち(7/6)

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2020年6月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.452]ほぼ確定的となったトランプ敗退(6/29)
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.451]イージス・アショアを止めたのは結構なことだけれども(6/22)
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  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.449]「拉致の安倍」が何も出来ずに終わる舌先三寸の18年間(6/8)
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2020年4月配信分
  • [高野孟のTHE JOURNAL:Vol.443]こういう時だからこそ問われる指導者の能力と品格(4/27)
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早稲田大学文学部卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。現在は半農半ジャーナリストとしてとして活動中。メルマガを読めば日本の置かれている立場が一目瞭然、今なすべきことが見えてくる。

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