シンプルだけどコレしかない。海外の「情報工作」に“勝利”する方法は?

Computer keyboard with tanks on it. An allusion to cyber warfare.concept of cyber attacks.
 

さらにテレビの時代には、テレビが絶大な影響力を持つようになっています。

ちなみに90年代に鄧小平が来日した際には、東京に大手新聞と全国放送の社長を全員招き、以後、中国に関するマイナスイメージの放送を100%ひかえさせることに成功しています。

日本は、GHQの軛(くびき)だけでなく、中国からも縛られるようになったわけです。

そしてこの時代までは、テレビと新聞が絶大な情報力をもった時代です。

これに変化が生じたのが2000年代で、インターネットの普及によって、大手メディアや政治家等だけでは、もはや情報戦を戦えない、という時代に突入しています。

このため、中国も韓国も、10万人以上のスタッフを擁するインターネットサイトの情報操作機関をわざわざつくって世界的な世論工作を行っています。

また、諸国で情報発信する諸会派に金を渡して、自分たちに都合の悪い組織等への信用毀損行為などを繰り返しています。

これに勝利するには、私達自身が個々のチカラを、向上させながら結集していくことです。そのために必要なことは、3つです。

1.歴史を学ぶ
 歴史は人々のアイデンティティを構築します。

2.論理的に考える
 嘘には必ず論理の矛盾や飛躍があります。

3.明清正直に行動する
 明るさと清らかさと正直さで行動します。

つまり、「学び、考え、行動する」のです。あまりにも単純なことに思われるかもしれませんが、実は、この3つこそが情報戦勝利の要諦です。

そしてこのことは、実は「陸軍中野学校」の教えでもあるのです。

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静岡県出身。国史研究家。倭塾塾長。日本の心をつたえる会代表。日本史検定講座講師&教務。インターネットでブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。 著書に「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人」第1巻~第3巻。「ねずさんの日本の心で読み解く百人一首」がある。

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