それは「捏造」ではないのか。高市早苗が放った過去イチ番の大問題発言

 

これこそ「不正確」。高市氏の過去一番の問題発言

2008年に、有害情報の規制をする法案を検討しています。総務大臣がインターネット規制の権限を持つよう、法律の文言に書き込もうということだったようです。これ、なんとなく、テレビ番組の「政治的公平性」に通じる話でしょ。その後、放送行政担当の総務大臣になってからの、約8年後のことですが、放送法4条に関して民会問題になっている「停波」の可能性があると受け取れる発言を国会の答弁で行った。

少なくとも2008年ぐらいから、高市さんの頭の中には放送や情報提供についての関心、この「デモくらジオ」なんかもそうですし、「デモクラTV」自体がそうですが、こういうものについての規制が念頭にあった。これは間違いないことだと思います。

それから、村山談話ですね。アジアの近隣諸国に対するお詫びと反省…とした村山談話についての否定の意見を当初からお持ちのようです。これも自民党としては当然なのかもしれません。自民党というのはそういう政党ですからね。高市さんもその例に漏れないことになります。

それから割と不用意なご発言も多くてですね。福島原発事故で死者はいない…という前提でお話をされたことがあり、これは相当強く批判されました。(関連死のことも避難生活のことも分からないような)そんな人は、議員でいる資格はないと、民主党の人などは言っていましたし、それはちょっと無神経が過ぎるのではないかな…。そのように批判されても仕方がない、と私自身も思います。

で、極めつけですけれど、高市さんの発言で一番問題が大きいだろうなと私が思うのは、去年の6月19日ですかね。NHKの日曜討論で、大石さんという「れいわ新撰組」の女性の政審会長の発言で、「数十年にわたり法人税は減税。お金持ちは散々優遇してきたのに、消費税だけ減税しないのはおかしい」と追及。高市さんは、「れいわ新撰組から消費税が法人税の引き下げに流用されているかのような発言があったけれども事実無根だ」と言い、つまり消費税は社会保障に使途が限定されていると主張。

批判に対しては「デタラメを公共の電波で言うのは辞めていただきたい」という…これ、面白いですよね、批判の仕方として。あんたの言うことはデタラメだというのではなくて、デタラメを公共の電波で流すのは辞めてくれという言い方をした。放送のことが話の中に入ってくる、面白いと思うのですが、ま、そういうことを言った。

これ、自民党と民主党と公明党の3党合意というのがありましたよね。税と社会保障の一体改革という。あのときにね、藤井裕久さんなんかにはガッカリしちゃったんだけどね。まあ、もう亡くなられたのであまり言いたくないですけれど。

この番組でも、いや、デモクラTVでもデモクラ本会議の前の「パックイン・ニュース」の時代には電話で登場していただいたりもしたのですが、どうも肝心なお話はなさらないまま、あちらの世界に行ってしまったわけですが、藤井さんというと、ピカピカの大蔵官僚という印象が私には強いのですが、結局、一体改革というのは、年金だとか健康保険、介護保険などの社会保障諸分野の負担の大きさに堪えかねた政府が、うまく誤魔化して社会保障費を徐々に削っていくための方策として、当時まだ民主党政権でしたが、野田さんになっていたかな、民主党の最後の方ですよね、決めてしまったという。

ずっと民主党はその合意に縛られて、結局、社会保障に関して抜本的な改革案、鳩山政権の頃にはあった、マニフェストとしてもあったと思いますが、最低保障年金ということを言っていましたよね。それも3党合意以降は言えなくなったのだと思います。

結局、みんな自民党みたいになってしまったという感じだった。それが尾を引いているわけですよ。しかし自民党にはこんなことをずっと言い続ける人がいる。高市さんのように。消費税は全部社会保障にぶち込んでいるのですよと。よく言うなと。

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