アメリカで閉店したスターバックスのティー業態は日本でウケるか

OSAKA, JAPAN JUL 09 2016: A tall Starbucks coffee in starbucks offee shop. Starbucks is the world's largest coffee house with over 20,000 stores in 61 countries.
 

スターバックスはコーヒーと決別するビジネスモデルを構築しようとしているのか?

これまで世界中でベストと言われている標高1,200メートル以上で育ったわずか3%のアラビカ種の豆を70数各国2万5,000店舗に安定供給する同社の譲れない品質の維持は、顧客がアラビカ種のこだわりの美味しさを楽しむには不可欠でした。

が、、このままでは同社が世界のアラビカ種の豆を一社が買い占めなければビジネスが存続できない店舗数となり、ビジネスの継続が困難となる事態に至るのはほぼ確実でしょう。

上場企業である同社の使命は、今後成長することであり、そのためには次世代へ向けて優良企業として持続可能なビジネスを実践しているブランドイメージは必須なのです。

ティー業態はスターバックスを救うか? 

今後同社がとる戦略とは?それは、濃厚でコク深い後味が売りの深煎り加圧抽出のエスプレッソメニューではなく、“ティー”に特化したティー新業態「スターバックス ティー & カフェ」で、お茶を軸にした独自メニューを打ち出し、スタバでしか買えない、希少価値を訴求し、その流れでスタバシーズン限定のギフトアイテム(お茶パッケージやノベリティーカップなど)を購入してもらうビジネスモデルを具現化することです。

持続可能なビジネスを継続していかなければ、世の中が評価しなくなる現実は、次世代に向けて、コーヒー以外の商品を軸に売り上げを獲得できるビジネスモデルを確立しなければ顧客に支持されなくなるのです。

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