アメリカで閉店したスターバックスのティー業態は日本でウケるか

OSAKA, JAPAN JUL 09 2016: A tall Starbucks coffee in starbucks offee shop. Starbucks is the world's largest coffee house with over 20,000 stores in 61 countries.
 

ティー業態が意味するものは?

今後、グローバル企業スターバックスは、新業態「スターバックス ティー & カフェ」をアイコンにして、同社の経営を持続可能な成長をとかじ取りしていくでしょう。

そのために、実践していく戦術とは?それはスターバックスの人気の売り商品、フラプチーノの新商品を発信し続け、同社の新奇性の存在をリピーターにアピールし、且つ日本発で成功した。抹茶ラテや抹茶フラペチーノというスーパーフード素材を使ったインスタ映えする色彩の商品で、ヘルシー志向の訪日客の来店を促し、ティーフレーバー独自アレンジ商品(アールグレイブーケラッテなど)で香りの美味しさを体感してもらい、茶葉などのティー商品を購入してもらう、関連販売を健康で促すオンライン、オフラインをリンクさせた店舗運営です。

日本発スターバックスが持続可能なビジネスを生み出す!!

スーパーフードの一つ抹茶誕生の地、日本で。ティー新業態「スターバックス ティー & カフェ」をローンチすることで、アラビカ種にこだわる同社の商品戦略が、ティー素材も含めた嗜好品の開発全般につながれば、価格が高値にもなるアラビカ種豆がなければ売り上げを獲得できないビジネスモデルから脱出できます。

同社の新業態「スターバックス ティー & カフェ」が教えてくれたのは、スターバックスのように成功した会社(お店)が、多様な素材に目を向け、素材調達をリスク分散できるビジネスへと変化し、SDGsが掲げる持続可能を打ち出し、次世代を魅了し、売り上げを獲得し、利益を生み出すビジネスモデルの構築の必要性なのです。

image by: Natee Meepian / Shutterstock.com

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日本の上場企業トップと同行し米国優秀企業を紹介した米国ビジネスモデルコンサルタントが、そのトップだけが持つ独自の視点で利益を生み続ける現場演出から分析。日本の優秀企業が、米国企業から導入し、顧客を喜ばせた「オンリーワンになる法則」を事例で解説。<少量生産・高付加価値を可能にする3rdビジネス>を発信する

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【著者】 清水ひろゆき 【発行周期】 不定期

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