北の報復を回避?米が日韓への「核シェアリング」を議論し始めたワケ

 

ちなみに、ソ連が米国に届く大陸弾道弾を開発したときにNATOの国々は同じ疑問を持ちました。

米国は自国がソ連の核弾頭の標的にされるリスクをとっても欧州を守ってくれるのかという不安です。

米国はそんな不安をもつNATO諸国をなだめるべく戦術核を欧州に配備して核シェアリングをしました。

しかし、それでも米国の約束を信用せずに、自国で核を持つことを決断した国が二つあります。

英国とフランスです。

歴史的に強固な同盟関係をもつ英国もこの問題については米国を信用しなかったのです。

それが国際関係の現実です。日本人はその考え方を理解する必要があります。

さらなる興味がある方は米国の外交専門誌フォーリンアフェアーズの4月19日付の論文をお読みください。韓国の核武装について論じています。

South Korea’s Nuclear Options, As Pyongyang’s Capabilities Advance, Seoul Needs More Than Reassurance From Washington By Jennifer Lind and Daryl G. Press April 19, 2023

 (この記事はメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』4月23日号の一部抜粋です。この続きをお読みになりたい方はご登録ください。初月無料です)

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・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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