コロナ対策の誤りもワクチン死も「全力スルー」。愚かな大手新聞各紙の“役立たず”

 

黙りこくり方が凄まじい副反応検討部会のオンライン会議

だが、朝日新聞の記事には、この不自然なグラフに、ワクチンとの相関関係を見いだす様子は一切ない。死者が予測を上回った理由については、

複数の要因が絡んでいるので、全容の解明は難しいが、地域の事情も含め、コロナの間接的な影響があったのだろう。

などとする研究者の意味のない意見で記事を締めている。

複数の要因はもちろん絡んでいるが、全容の解明が難しいのは、前代未聞のワクチンの被害について、厚労省と副反応検討部会が黙りこくっているからである。

4月28日に、基礎疾患を持つ1歳男児が接種後に死亡した事例について、副反応検討部会でオンライン会議が行われた。その動画を見たが、黙りこくり方が、もはや凄まじい。

2023年4月28日開催 第93回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会

厚労省の役人から、「死亡時、画像診断や剖検は実施されなかった」「ワクチン接種と死亡との時間的前後関係はあるが、因果関係を推定できる医学的証拠はなく、両者の間の因果関係を評価することはできない」という早口の説明がなされる。

その後、出席者に対して意見を求めるのだが、10人も出席しているのに、全員が黙りこくってなにも発言しようとしないのだ。体を椅子にあずけてしまったり、爪を噛んだりして時間を過ごしはじめる人間もおり、厚労省側から再度、「……えっと、乳幼児の症例等につきまして、よろしいですか?」とうながされても、まだ全員が無表情に黙りこくって、一切無反応のまま!

結局、声を出す人間すら現れず、役人が「……は、はい、どうもありがとうございます」と仕切って終わってしまった。

その後、もう一度仕切り直されて、乳幼児への接種に対する意見を求めると、1人が挙手したものの、死亡した1歳児の基礎疾患について、「大変難しい代謝性疾患だと存じますけども、本症例のみからは判断することはなかなか難しいかなと考えております」と、あらかじめ提示されている資料に書かれていることを短く述べただけ。質問さえなく、あっさり終了した。

一体なんのために会議をしているのか。

顔を出しているだけで、なにも発言しない怠慢な専門家などさっさとクビにして、まともな人間を1人でも連れてこいと言いたいが、なにも発言しないでいてくれるほうが厚労省にとってはご都合がよろしいのだから、こうなってしまう。

副反応検討部会とは、副反応によって死亡した赤ちゃんの事例について、完全にスルーするために集められただけなのだ。

副反応検討部会の酷さについてもっと知らしめろと言いたいが、そんなことはしそうにない。

朝日新聞は、自分たちが煽ったコロナで、いかに死者が増えたかを強調するための見出しを打ち、読者を誤認させ、一方で「……ということは、ワクチンが効いていなかったのではないか?」という重要な疑問については、厚労省と一緒になって黙りこくって、見て見ぬふりをするという欺瞞に満ちた記事を書いているだけ!

グラフを作ってみたら、ワクチンとの相関関係が見てとれるものが出来上がってしまっているが、そこにスポットを当てることなどできないから、検証だけは絶対にしない。

「全容解明は難しい。わからない」で、もやっとした「コロナという恐怖」のなかにすべてを葬りたいだけなのだ。

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