さらに工夫しているトップ営業スタッフは「以前ご契約頂いた弁護士のお客様が“これは使いにくい”と言っていましてね」といった伝え方をする。
“お客様”→“弁護士”と言い方を変えただけで「すごい人から選ばれているんだな。きっとできる人に違いない」といったイメージを与えられる。こうして自分の価値を上げている。
今までのトークについてまとめてみる。
- レベル0:「この商品は使いにくいところもあります」
- レベル1:「お客様が“これは使いにくい”と言っていました」
- レベル2:「ご契約頂いたお客様が“これは使いにくい”と言っていました」
- レベル3:「以前ご契約頂いた弁護士のお客様が“これは使いにくい”といっていました」
たった1つのトークだけでこれだけレベルアップできる。こういった1つ1つの工夫が大切なのだ。
“トークに会話を入れる”といったことは自分をティーアップすることにも活用できる。
ティーアップとは基本的に他人から「この方はこんなにスゴイ人なんですよ」と紹介してもらうこと。
お客様との商談時に、上司に同席してもらい「〇〇くんは非常に優秀でお客様からも信頼されています」と言ってもらう方法もある。
しかし、なかなか簡単ではない。そもそも上司もそんなに暇ではないし。
仮にやってもらったとしても「なんか芝居がかっていて胡散臭い」と思われてしまうこともある。これでは逆効果だ。
だからと言って「私はこんなに凄いんですよ」と自画自賛してもお客様信じない。
信じないどころか「この人はちょっとおかしい」と思われてしまう。
そんな時は――(メルマガ『
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
image by: Shutterstock,com
ページ: 1 2