費用はかかる、でも効果アリ。新規客をファンにするための“たった2つの方法”

 

3.宣伝広告で見込み客を集める

とはいえ、潜在顧客には、紹介者のいないお意客様の方が、圧倒的に多いです。その人たちに、お店のことを知ってもらう必要があります。どんな方法があるでしょう。

まずは、宣伝広告です。宣伝広告を出すには、少しお金がかかります。あなたのお店では、そんなに多くの予算がありませんから、なるべく安上がりな広告宣伝法にしましょう。

多くの潜在顧客に知ってもらうには、スポーツ専門雑誌が良いです。一般誌に比べて広告代が低く、しかもターゲットが絞られています。知ってもらうには、格好の媒体ではないでしょうか。

例えば、野球ではこんな雑誌があります。

・週刊ベースボール
・ベースボールマガジン
・ベースボールクリニック
・SLUGGER

各誌の発行部数は、10万部から30万部といったところです。広告掲載費は、交渉次第で上下しますが、1ページで数十万円はかかります。

ただし、あなたのお店は、そんなに費用をかけてはいけません。そのためには、ヨコ4分の1のスペースでの広告で十分です。しかも、黒1色で写真やイラスト無しですから、デザイン代もかかりません。きっと、広告費用は数万円で済むはずです。

宣伝文句は、こんな感じにします。

「こちらにご連絡をください。(自店電話番号、自店メールアドレス)ひいきのチームの野球帽をプレゼントします。申込期限○月○日  〇〇スポーツ」

プレゼントは野球帽でなくても構いません。お客様が喜びそうなものを考えましょう。

どれくらいの潜在顧客が連絡をくれるかは分かりませんが、連絡をくれたお客様がプレゼントを希望されれば、氏名、住所が分かります。電話で連絡をいただいたお客様のメールアドレスを聞くのは、必須です。

野球専門誌ばかりでなく、コミュニティー誌にも広告を出します。野球専門誌は、全国の人が読みますが、コミュ二ティー誌は、地域の人が読者です。野球好きな潜在顧客としては、より絞り込まれています。広告代は、きっと野球専門誌よりも安いでしょう。

どちらも、広告代のほかに、プレゼントのコストや配送代が必要になります。そして、この広告は、1回だけでは駄目です。10回は続けて出す必要があります。費用として抑えておきましょう。

いずれにしても、これで何人かの「潜在顧客」が「見込み客」になりました。次のステップは、「見込み客」を「ファン客」にすることです。これは、次号でお伝えしたいと思います。楽しみにしてください。

■今日のツボ■

・既存のお客様にお店の紹介をしてもらうと、見込み客がつかめる
・紹介したお客様にも、されたお客様にもメリットがあるようにする
・スポーツ専門誌やコミュニティー誌に簡単な広告を出して、見込み客をつかむ

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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