カルト集団や悪徳業者も「論破」できる。紀藤正樹弁護士が極意を伝授

 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

「大きい声」が正しいとはかぎらない

「意見」とは「価値観+理屈」

人は、価値観の部分で対立する

先に相手に多く話してもらう

三段論法の基本的な仕組みは、《「大前提」に「小前提」を入れると「結論」が出る》というもの

反論には2種類ある
反論法(1)「例外的事情」を取り込む
反論法(2)「大前提」を動かす

相手の「大前提」を疑う

おかしな結論の背景にはおかしな大前提がある

三段論法を心得ておけば、「大前提が大きく異なる=常識のない人」を見抜くことにも役立ちます

個人の経験を三段論法の大前提とするのは、議論が「上から目線」になったり、主観的になったりしがち

小前提と結論から「大前提」を類推する

人と会話するときには、相手がどんな「大前提」で話しているのかを考える癖をつけてください

議論慣れしていない人は、往々にして議論の場、意見を述べるべき場で「好き嫌い」を言ってしまいがち

社会通念、常識、一般的なルールといった大前提を共有していても、そこに入れる小前提(事実)によって結論が大きく変わってきます

事実はあくまでも事実であり、事実の存在は多数決では決まりません

悪意や妄想が事実をゆがめる

「伝える順番」の工夫で、印象が変わる

物事を「好き嫌い」で語ろうとする人に出会ったら、「それは主観ですよね」と言いたくなったときでも、「その感覚的なところを、もう少し理屈を立てて説明してもらえませんか」と投げかけてみるのも1つの方法

やたらといろんなツールに手を出すのではなく、徹底して「三段論法」をマスターすることにこだわっているので、前提知識ゼロの読者でも、完璧にマスターできると思います。

これはおすすめの一冊ですね。

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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