さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
「大きい声」が正しいとはかぎらない
「意見」とは「価値観+理屈」
人は、価値観の部分で対立する
先に相手に多く話してもらう
三段論法の基本的な仕組みは、《「大前提」に「小前提」を入れると「結論」が出る》というもの
反論には2種類ある
反論法(1)「例外的事情」を取り込む
反論法(2)「大前提」を動かす
相手の「大前提」を疑う
おかしな結論の背景にはおかしな大前提がある
三段論法を心得ておけば、「大前提が大きく異なる=常識のない人」を見抜くことにも役立ちます
個人の経験を三段論法の大前提とするのは、議論が「上から目線」になったり、主観的になったりしがち
小前提と結論から「大前提」を類推する
人と会話するときには、相手がどんな「大前提」で話しているのかを考える癖をつけてください
議論慣れしていない人は、往々にして議論の場、意見を述べるべき場で「好き嫌い」を言ってしまいがち
社会通念、常識、一般的なルールといった大前提を共有していても、そこに入れる小前提(事実)によって結論が大きく変わってきます
事実はあくまでも事実であり、事実の存在は多数決では決まりません
悪意や妄想が事実をゆがめる
「伝える順番」の工夫で、印象が変わる
物事を「好き嫌い」で語ろうとする人に出会ったら、「それは主観ですよね」と言いたくなったときでも、「その感覚的なところを、もう少し理屈を立てて説明してもらえませんか」と投げかけてみるのも1つの方法
やたらといろんなツールに手を出すのではなく、徹底して「三段論法」をマスターすることにこだわっているので、前提知識ゼロの読者でも、完璧にマスターできると思います。
これはおすすめの一冊ですね。
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